＜NOBUTA GROUP マスターズGC レディース　最終日◇24日◇マスターズゴルフ倶楽部（兵庫県） ◇6571ヤード・パー72＞

日本でのラストラウンドを笑顔で締めくくった。今大会前に現役引退を表明したキム・ハヌル（韓国）は、トータル2アンダー・20位タイで4日間を終えた。

多才すぎる！キム・ハヌルが見せたキレッキレのダンス【動画】

最後のパーパットを流し込むと、多くのファンに愛されたスマイルを浮かべコースに深々と一礼。同伴競技者の原英莉花、キャディ、さらに出迎えたイ・ボミ、ペ・ソンウら同郷の選手と熱い抱擁を交わした。「絶対に予選は通りたいと思って頑張った。最後までいいプレーができてよかったと思います」。こう話す顔は充実感に満ちていた。

「きょうの朝までは（引退を）実感できなかった。涙が出るかなと思って、18番のティショットを打つ時には悲しくもなりました」。表彰式では涙を流したが、プレー中は最後までスマイルクイーンらしい姿をファンに見せた。

この日同組でプレーする予定だった稲見萌寧が、腰痛のため棄権。急きょ3日目も回った原と二人一組のラウンドになった。プレー中には『なんで引退するの？』という質問も受けたそうだが、その時には「私にはもう無理です、体も心もきついよ。えりかは若いから頑張ってね」と答えた。やり残したこともあるが、やりきったという思いは強い。