爽やかな秋晴れとなった指定練習日の28日（木）、武蔵丘GCは22度まで気温も上がったが、朝方は冷え込んでいて、やはり半番手ほど飛距離は落ちていた。ホールを経るごとに体も温まって距離も戻ったが、「ドライバーも自分で分かるほどキャリーが落ちていますね。アイアンも一番手ないくらい飛んでないです」とやはり低下は否めない。そこに向けて番手を合わせていくことになる。

さらに、武蔵丘GCといえば、数多くある硬くて速い砲台グリーンが名物。「コンパクションもすごいし、アンジュレーションもある。横から入れに行ったらパーっと行く。下りは距離感を合わせないといけないので、できるだけ上りから打ちたい」とほかの試合以上に距離感が求められるのだ。

逆に言えば、シーズン終了後に控える米ツアーのQスクール（最終予選会）に向けていい試金石となる。「先週の（悪い）イメージ残っていますが、去年よりもいいゴルフができるのかなと思っています。欲をかかず、やりたいゴルフができたらいい」。昨年ホールインワンを達成しながらも予選落ちした戦い。成長の証しを感じる3日間としたい。（文・秋田義和）