2年前、11月に入った時点で3817万円もの差がありながらも、3連勝を決めて大逆転賞金女王をつかんだ鈴木愛。その2勝目がここ瀬田ゴルフコース北コースだった。

鈴木愛が自宅での料理姿を披露！　料理編【動画】

当時は新型コロナウイルスの影響もなく、米ツアーの公式戦。名だたるメンバーが集まるなか日本のパター巧者はバーディを量産。実力者たちを抑えて頂点へと輝いた。

あれから2年。女王は苦しいシーズンを送っている。7月の「資生堂 レディスオープン」で何とか勝利は挙げているものの、本来の実力からすれば低調気味。今大会までも3試合連続で予選落ちを喫している。

そんな状況だったが、今大会では2日目を終えてトータル6アンダーの5位タイにつけている。首位とは4打差。2勝目は十分に圏内だ。

そのためにも大事なムービングデー。同組となったのは同じく歴代覇者の上田桃子。なかなか調子が上がらず苦しんでいた春先に刺激をくれた大先輩だ。もう一人は賞金女王レースのトップを走る稲見萌寧。相手にとって不足はない。米ツアー初優勝を決めた思い出の地で再び輝くために、まずは首位を走る小祝さくらをとらえて最終日を迎えてみせる。