アマチュア時代の1勝を含め、これまでにつかんだ7勝すべてを9月以降に挙げている“秋女”古江彩佳が、先週の「TOTOジャパンクラシック」でも圧倒的な強さを見せつけ優勝した。これで直近4試合で3勝。現在賞金ランキング1位に立つ稲見萌寧との争いを制し、今季の獲得賞金も約396万円差まで縮めた。女王レースを白熱させるこの大きな1勝について、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏に聞いた。
こちら辻村氏に“証言”した森本キャディ
■“相棒”が感じた古江の強さ
「ボギーを打つと隙が見えてしまう。ボギーなしであがれたのは(優勝において)すごく大きかった」。古江はそんな言葉通り、最終ラウンドで1度もスコアを落とすことなく、稲見との一騎打ちで逃げ切った。4日間のフェアウェイキープ率は89.2%。さらに第2ラウンド、最終ラウンドの2度、フェアウェイキープ率100%を記録した。
「フェアウェイを100%でとらえるのは、シーズン通じて1回もできない選手だってかなりの数いるはず。それを週で2回も達成するのは考えられない。必然的にラフから打つ場面も少なくなり、パーオン率も83.3%。それはこの成績が出るよね、という感じです」。辻村氏も、古江の代名詞“曲がらないドライバーショット”には驚くばかりだ。
3打差の2位に終わった稲見も、ラウンド後の会見で「隙がなかった。ミラクルでもないと勝ち目がない」と優勝者を称えるほかなかった。ライバルにもそこまで言わせる古江の強さの理由はどこにあるのか? その“裏付け”を取るため、辻村氏はある人物に連絡した。それが直近の3勝を挙げた大会のうち、2試合で古江のバッグを担いだ森本真祐キャディだ。
こちら辻村氏に“証言”した森本キャディ
■“相棒”が感じた古江の強さ
「ボギーを打つと隙が見えてしまう。ボギーなしであがれたのは(優勝において)すごく大きかった」。古江はそんな言葉通り、最終ラウンドで1度もスコアを落とすことなく、稲見との一騎打ちで逃げ切った。4日間のフェアウェイキープ率は89.2%。さらに第2ラウンド、最終ラウンドの2度、フェアウェイキープ率100%を記録した。
「フェアウェイを100%でとらえるのは、シーズン通じて1回もできない選手だってかなりの数いるはず。それを週で2回も達成するのは考えられない。必然的にラフから打つ場面も少なくなり、パーオン率も83.3%。それはこの成績が出るよね、という感じです」。辻村氏も、古江の代名詞“曲がらないドライバーショット”には驚くばかりだ。
3打差の2位に終わった稲見も、ラウンド後の会見で「隙がなかった。ミラクルでもないと勝ち目がない」と優勝者を称えるほかなかった。ライバルにもそこまで言わせる古江の強さの理由はどこにあるのか? その“裏付け”を取るため、辻村氏はある人物に連絡した。それが直近の3勝を挙げた大会のうち、2試合で古江のバッグを担いだ森本真祐キャディだ。