なぜ稲見の球は真っすぐ飛んでいくのか。辻村氏は2つの理由を挙げる。
まずはインパクトゾーンの管理。これがずば抜けているという。「どの番手でもヘッドが低く、長くキープされていてフェースローテーションが非常に少ない。つまりインパクトゾーンでフェースがスクエアな時間が長いということです。さらにフェースを返し過ぎて飛ぶことがない。さらにボールに対してインパクトする強さがほとんど一定。だから真っすぐ出るし、縦の距離にも計算がたつ」。だから、長い番手を持ったコントロールショットでも正確性を失わない。
もう一つがインパクト際で体が止まらないこと。稲見自身が腰痛を抱えながらのプレーでも「手で微調整はなるべくしたくない」と話したように、しっかりと痛みを抱えながらも体の回転を使ったスイングができているということだ。辻村氏が補足する。
「体が止まってしまえば手打ちとなり、フェードヒッターが一番嫌がる、左へのひっかけが出てしまいます。それが最終日は一度もありませんでした。普通は頭では分かっていても優勝争いの緊張感、女王争いの重圧、ロケーション…、様々な理由から手で合わせようとしてしまうもの。それだけ今のショットに自信があるということでしょう」
その“真っすぐ”飛んでいくショットに、磨き抜かれたアイアン、ウェッジショットの縦の距離感も合わさった結果3日間での20個ものバーディにつながった。
■パッティングにも見えたリズムの良さ
まずはインパクトゾーンの管理。これがずば抜けているという。「どの番手でもヘッドが低く、長くキープされていてフェースローテーションが非常に少ない。つまりインパクトゾーンでフェースがスクエアな時間が長いということです。さらにフェースを返し過ぎて飛ぶことがない。さらにボールに対してインパクトする強さがほとんど一定。だから真っすぐ出るし、縦の距離にも計算がたつ」。だから、長い番手を持ったコントロールショットでも正確性を失わない。
もう一つがインパクト際で体が止まらないこと。稲見自身が腰痛を抱えながらのプレーでも「手で微調整はなるべくしたくない」と話したように、しっかりと痛みを抱えながらも体の回転を使ったスイングができているということだ。辻村氏が補足する。
「体が止まってしまえば手打ちとなり、フェードヒッターが一番嫌がる、左へのひっかけが出てしまいます。それが最終日は一度もありませんでした。普通は頭では分かっていても優勝争いの緊張感、女王争いの重圧、ロケーション…、様々な理由から手で合わせようとしてしまうもの。それだけ今のショットに自信があるということでしょう」
その“真っすぐ”飛んでいくショットに、磨き抜かれたアイアン、ウェッジショットの縦の距離感も合わさった結果3日間での20個ものバーディにつながった。
■パッティングにも見えたリズムの良さ