稲見は賞金女王争いの真っただ中。前週の「伊藤園レディス」を制して2位の古江彩佳と差は開いたが、10月に発症した腰痛の影響は大きく、本調子とはいえない。それでも3連続を含む5つのバーディを奪ってこの位置にくらいついた。一方の古江は38位タイ。大きく引き離して最終日を迎えたい。

西郷は今季“助演女優賞”と言っても過言ではないほど多くの優勝争いに顔を出してドラマを作った。だが、今季7度の2位、トップ10に至っては20回あるものの未だ勝利には手が届いていない。悲願の初優勝に向けて、持ち前のショットでバーディを量産していけるか。

首位を走る柏原明日架、三ヶ島かなとは7打も差があるが、2日目に小祝さくらが「63」を出すなどビッグスコアが生まれるコース。それぞれの思いを胸にジャンプアップを狙っていく。