一方の古江はアウトコースから18ホールを回った。同組の選手はおらず、キャディの森本真祐氏と小気味よい関西弁でやりとりしながら、過去2回出場で2度とも2位になっている相性のいいコースを入念にチェックした。

「あとはやり切るしかない」と最終戦に向けて意気込む。「あまり賞金のことは考えていないので、この試合に集中できたらいいなと思います。本当にこの試合を頑張って、いい結果がついてきてくれたらご褒美だと思ってやりたい」とこちらも女王のことは意識せずに挑む。

この日発表された初日の組み合わせは、メルセデス・ランキング順に分けられた2人1組でプレーすることになったが、いきなり賞金1位と2位による最終組での“直接対決”が実現。開幕前日のプロアマ戦を経て、いよいよ最終ラウンドのゴングが鳴る。

【稲見、古江の賞金女王への条件】
・古江が優勝し、稲見が単独3位以下→古江が逆転賞金女王
・古江が単独2位で、稲見が単独14位以下→古江が逆転賞金女王
・上記以外は、稲見が賞金女王戴冠