＜JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇27日◇宮崎カントリークラブ（宮崎県）◇6543ヤード・パー72＞

稲見萌寧と古江彩佳。どちらが賞金女王になってもおかしくない状況となっている国内女子ツアー最終戦。その裏で年間を通じての総合的な活躍度を評価するメルセデス・ランキング1位に付与される『年間最優秀選手』（JLPGA Mercedes-Benz Player of the Year）争いも大詰めを迎える。

リコーカップ会場でもおなじみの“あのロゴ”を発見！【大会フォト】

これは、各試合の決勝ラウンド進出者に付与される順位に応じたポイントによるランキング。3日間大会よりも4日間大会、さらにメジャー大会と付与ポイントは高くなり、海外メジャーでの成績も加味される。そしてこちらも1位になった選手は賞金女王同様に3年間のシード権与えられる。また今季から50位までの選手にはシード権も付与され、最終戦出場者もこのランキングをもとに決められた。

そしてこちらの女王争いも、すでにトップの稲見（3764.40pt）と2位の古江（3685.16pt）の2人に絞られている。その差はわずかに79.24ポイントと賞金ランキングよりも肉薄しており、古江が単独8位以上に入れば様々なケースで逆転が可能となっている。現在古江がトータル6アンダーの単独2位、稲見がトータル1アンダーの15位タイ。このままの順位で終わると古江が受賞することになる。

算出方法が一部異なるものの、前シーズンの2019年には渋野日向子が獲得している名誉ある賞。“総合的”に今シーズン一番強かった選手は誰なのかが、間もなくはっきりとする。