その古江に3打差をつけてスタートした最終日。出だしの1番でチップインバーディを入れたものの、古江に6メートルのロングパットを入れ返されて差は変わらず。そこからはしびれるパットの連続だった。
しのぎにしのいでパーを並べ続けたが、中盤から後半にかけてさらにピンチが。11番パー5で乗らず寄らず入らずのボギー。13番パー5でもスコアを伸ばせず、2打差まで詰め寄られてしまう。さらに14番でも2.5メートルのパーパットが残りギリギリのパー。さらに15番では2打目がバンカーの目玉に。「アンプレするか全力で振るかの2択だったけど、(攻めて)行くしかない」と逃げずに行って “ナイスボギー”。そして次の16番でチップインバーディをもぎ取って勝負を決めた。
辻村氏も「気持ちでつかんだ部分も多い」とゲーム展開を話す。「三ヶ島さんは普段はおっとりとしていますが、そのなかに九州出身の女性らしくキリっとした芯のようなものがある。『ナニクソ』と思える根性の持ち主。普通のメンタルなら古江さんにやられていたと思います。でも、“攻めるんだ、負けないんだ”と自分を奮い立たせたことで、1つでもミスしたら分からなくなっていた場面もしのぎ切りましたね」。最後まで自分を疑わず攻め続けた。三ヶ島の強さが詰まった18ホールだった。
■球筋がフェードになっても変わらないセイムテンション
ツアー初参戦から大きくレベルアップしたのがショット力。20年から青木翔氏に師事して、ドローからフェードと球筋も変わった。辻村氏は「フェードがいい、ドローが悪いという話ではありませんが、4年前と比べて明らかに球が高くなった。また体の芯が年々太くなり、スイング軸が安定した」と評する。
「以前よりも格段にスピンを入れられるようになりましたね。なぜかというと、昔はボールだけをさらっと打っているような印象でした。ですが、今はボールの下の部分をしっかりととらえて、フェースにしっかりと乗せられている。重心も低くなって、ボールを低い位置でとらえられるようになりました。だからインパクトに“厚み”がでてきました。その分、球の打ち分けもしやすくなりますし、グリーンで止めやすくなる」
球も高くなり、飛距離も伸びた。一方で昔からの“良さ”は変わらない。
しのぎにしのいでパーを並べ続けたが、中盤から後半にかけてさらにピンチが。11番パー5で乗らず寄らず入らずのボギー。13番パー5でもスコアを伸ばせず、2打差まで詰め寄られてしまう。さらに14番でも2.5メートルのパーパットが残りギリギリのパー。さらに15番では2打目がバンカーの目玉に。「アンプレするか全力で振るかの2択だったけど、(攻めて)行くしかない」と逃げずに行って “ナイスボギー”。そして次の16番でチップインバーディをもぎ取って勝負を決めた。
辻村氏も「気持ちでつかんだ部分も多い」とゲーム展開を話す。「三ヶ島さんは普段はおっとりとしていますが、そのなかに九州出身の女性らしくキリっとした芯のようなものがある。『ナニクソ』と思える根性の持ち主。普通のメンタルなら古江さんにやられていたと思います。でも、“攻めるんだ、負けないんだ”と自分を奮い立たせたことで、1つでもミスしたら分からなくなっていた場面もしのぎ切りましたね」。最後まで自分を疑わず攻め続けた。三ヶ島の強さが詰まった18ホールだった。
■球筋がフェードになっても変わらないセイムテンション
ツアー初参戦から大きくレベルアップしたのがショット力。20年から青木翔氏に師事して、ドローからフェードと球筋も変わった。辻村氏は「フェードがいい、ドローが悪いという話ではありませんが、4年前と比べて明らかに球が高くなった。また体の芯が年々太くなり、スイング軸が安定した」と評する。
「以前よりも格段にスピンを入れられるようになりましたね。なぜかというと、昔はボールだけをさらっと打っているような印象でした。ですが、今はボールの下の部分をしっかりととらえて、フェースにしっかりと乗せられている。重心も低くなって、ボールを低い位置でとらえられるようになりました。だからインパクトに“厚み”がでてきました。その分、球の打ち分けもしやすくなりますし、グリーンで止めやすくなる」
球も高くなり、飛距離も伸びた。一方で昔からの“良さ”は変わらない。