ルーキーとして臨んだ2020-21年シーズンを終えた安田祐香が20日、地元・兵庫県神戸市にある生田警察署で一日警察署長を務めた。「何か起きたら警察に相談するのが一番」など安全を市民に呼び掛けた。

貴重！安田“署長”のパレード姿【動画】

日頃のウェア姿ではなく、この日は警察官の制服姿を披露。初めての経験に「上着が重くて（笑）。悪いことは絶対にしてはいけないなと気が引き締まりました」と笑顔を見せた。また生田署で行った“点検”では、現役の警察官を前にスピーチを行い、「神戸で育ってこの街が大好き。安全に暮らせているのはみなさんのおかげです」と感謝を伝えた。

その後は三宮センター街で、母校・滝川第二高の吹奏楽部を率いて『年末特別警戒』を訴えるパレードに参加。約500メートルほどのアーケードを往復し、居合わせた人々の注目を集めた。

年末になり、ここからはいよいよ本格的なオフシーズンが始まる。プロ転向後初のシーズンは新型コロナウイルスの影響で、1年半にも及ぶものになったが、この間には頸椎（けいつい）捻挫などのケガに悩まされた。その影響による棄権、欠場などもあり、ともに50位以内でシード入りとなる賞金ランクで69位、メルセデス・ランキングで67位。「ケガがあったり予選落ちが多くて苦しかった」とデビューシーズンを振り返る。

それでも今月3日まで行われた、来季出場権を争うQT最終ステージを20位で通過。これで来季レギュラーツアー前半戦にはほぼ出場できる見込みだ。「前半戦で優勝できるように頑張りたい」と、ここからゴルフのだけでなく、練習トレーニングや体重増加を目指した“食トレ”を行い巻き返しのシーズンに備える。