ゴルフ界で輝きを放った2021年を過ごした一人が笹生優花だ。国内女子ツアーでは2020年にルーキーながら初優勝から2戦連続優勝を果たし、世界ランキングを一気に上げて臨んだ海外ツアー。そこで偉業を果たし、世界のトップへと駆け上がった。

今年を彩った女子プロたちが晴れ着姿を披露【フォトギャラリー】

21日に都内のホテルで行われた年間表彰式のJLPGAアワードに出席した笹生は、『世界を舞台に顕著な活躍をして大いに輝いた選手』に贈られるJLPGA輝き賞を受賞。「感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔を輝かせた。

4月の米国女子ツアー「ロッテ選手権」で優勝争い。そして6月の「全米女子オープン」では畑岡奈紗とのプレーオフに競り勝ち海外初Vをメジャー大会で飾った。「いろいろ勉強になった年だと思いますし、いい経験ができた。ゴルフでも人としても勉強になった。ありがたい気持ちでいっぱいです」と1年を振り返った。

全米制覇の権利で米ツアーメンバーとなった笹生。今後は軸足を米国に置くことになるが、すでに拠点をテキサス州に置くことも決定。「隔離とかがなければ日本の試合にも出たいと思います。チャンスがあれば出たいです」。コロナの情勢が改善されれば日本ツアー参戦も前向きに考えるとした。

「シーズンは1月から始まるので、今年より成長できるように頑張りたいと思います」。1月下旬から始まる米ツアー22年シーズンの開幕戦から出場予定。渡米時期は決まっていないというが、年末年始で激動の1年を振り返り、希望に満ちた新シーズンへの英気を養う。