「サンデーバックナインは本当に大事。これで自信になりました」と笑みを見せたが、このとき、すでに次なる目標を掲げていた。「トップで最終日を迎えるのは挑戦でもあるし、経験してみたい」。つまり逃げ切りのプレッシャーに打ち勝って、勝利を手にすることが次のゴールだった。
そんな気持ちはさっそく、翌週果たすことになる。「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では初日を「66」にまとめ首位発進を決めると、2日目は「65」。2位に5打差をもって最終日に入るという、まさに宣言通りの状態に持ち込んだ。自信が西村の闘争心をさらに加速させていた。
そして最終日も2つ伸ばし、逃げ切りどころか3日間首位を守る完全優勝。「自分のなかで初めての感覚だった。すごく緊張しましたし、5打は大きな差だと感じられなかった」とプレッシャーとも闘う1日だったが、新たな目標をなんなくクリアしてみせた。
ツアー最小兵の150センチながら、ショット力、メンタル面とおよそルーキーらしからぬ活躍を見せた長いシーズン。2000年度生まれのプラチナ世代の代表格として、22年は新たなスタイルを見せてくれるのだろう。同学年の古江彩佳は米ツアーへ参戦。一つ上の稲見萌寧を追う筆頭としての活躍が望まれる。(文・高桑均)
そんな気持ちはさっそく、翌週果たすことになる。「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では初日を「66」にまとめ首位発進を決めると、2日目は「65」。2位に5打差をもって最終日に入るという、まさに宣言通りの状態に持ち込んだ。自信が西村の闘争心をさらに加速させていた。
そして最終日も2つ伸ばし、逃げ切りどころか3日間首位を守る完全優勝。「自分のなかで初めての感覚だった。すごく緊張しましたし、5打は大きな差だと感じられなかった」とプレッシャーとも闘う1日だったが、新たな目標をなんなくクリアしてみせた。
ツアー最小兵の150センチながら、ショット力、メンタル面とおよそルーキーらしからぬ活躍を見せた長いシーズン。2000年度生まれのプラチナ世代の代表格として、22年は新たなスタイルを見せてくれるのだろう。同学年の古江彩佳は米ツアーへ参戦。一つ上の稲見萌寧を追う筆頭としての活躍が望まれる。(文・高桑均)