2000年に“初代”が発売されて以来、「国民的人気クラブ」と呼ばれる『ゼクシオ』。その最新モデルとなる12代目が昨年12月に発売された。青木瀬令奈などが発売前にツアーで投入しているこのドライバーは、『飛びの翼』と呼ばれるヘッド上部の突起が最大の特長だが、その性能をゴルフ雑誌ALBA835号で検証している。
『ゼクシオ12』と『ゼクシオX』の違いは?【写真】
最新のゼクシオには、『ゼクシオ12』と『ゼクシオX』の2機種あるが、どちらにも『飛びの翼』が搭載されている。これで空気の流れをコントロールすることで、ヘッドスピードを上げる効果がある、といわれる。しかし、空力という目に見えない性能だけに、本当にその効果があるのか、疑わしいところも。
そこで、ギアコーチの筒康博氏が、この突起部分にテープを貼ってヘッドスピードが変わるかをチェック。「想像以上に空力が効いていることが分かりました。総重量がほとんど変わらないよう、1グラム未満のテープを使いましたが、まるで別モノのクラブになったように振り心地が悪くなりました」と、筒氏は驚く。
実際にヘッドスピードを測ってみると、『ゼクシオ12』では44.3m/sから42.4m/sに、『ゼクシオX』では44.1m/sから42.2m/sに、どちらも約2m/sも下がってしまった。ヘッドスピードが2m/s遅くなると、単純計算で飛距離は10ヤード以上落ちる。
ちなみに1グラム未満とはいえ、重さがヘッドスピードに影響した可能性もあるので、翼を隠さずにソールにテープを貼り替えてみると、「何も貼らないヘッドと比較して、ヘッドスピードは落ちませんでした。やはりこの翼による空力性能が確実に存在するといえます」と筒氏。
『ゼクシオ12』と『ゼクシオX』の違いは?【写真】
最新のゼクシオには、『ゼクシオ12』と『ゼクシオX』の2機種あるが、どちらにも『飛びの翼』が搭載されている。これで空気の流れをコントロールすることで、ヘッドスピードを上げる効果がある、といわれる。しかし、空力という目に見えない性能だけに、本当にその効果があるのか、疑わしいところも。
そこで、ギアコーチの筒康博氏が、この突起部分にテープを貼ってヘッドスピードが変わるかをチェック。「想像以上に空力が効いていることが分かりました。総重量がほとんど変わらないよう、1グラム未満のテープを使いましたが、まるで別モノのクラブになったように振り心地が悪くなりました」と、筒氏は驚く。
実際にヘッドスピードを測ってみると、『ゼクシオ12』では44.3m/sから42.4m/sに、『ゼクシオX』では44.1m/sから42.2m/sに、どちらも約2m/sも下がってしまった。ヘッドスピードが2m/s遅くなると、単純計算で飛距離は10ヤード以上落ちる。
ちなみに1グラム未満とはいえ、重さがヘッドスピードに影響した可能性もあるので、翼を隠さずにソールにテープを貼り替えてみると、「何も貼らないヘッドと比較して、ヘッドスピードは落ちませんでした。やはりこの翼による空力性能が確実に存在するといえます」と筒氏。