これが苦しい2年間になってしまった要因だった。昨シーズンに入りティショットなどで“合わせるスイング”をしてコントロール性を重視してきた。それは即ち飛ばし屋である自身の強みを消していたことでもあった。
それだけではない。「本来の自分の飛距離が分からなくなってしまった。合わせて曲がったり、距離が出なくなったり。しっかり合うと今度はピンを越えてしまう」。一度狂った歯車はなかなか戻らなくなっていた。夏場に近づくにつれ、「これまでが60%だとしたら、今は105%」と振ることに立ち返り調子を取り戻したが、そのタイミングで体調を崩すなど不運が重なり結果を残すことはできなかった。
だからこそ、このオフは自分の持ち味を徹底的に見直す。「飛距離アップが課題ですね。あと10ヤード伸ばしたい」。それはトレーニングによってではなく、「スイングでちょっと距離を伸ばせたらいいな」と続ける。「体を使ってヘッドスピードを上げたい」。その目標値として50m/sを掲げた。これは男子並みの数字である。
飛距離アップした先に目指すところは前半戦での優勝だ。「10ヤードアップとドライビングディスタンス1位、前半戦で1勝…多いですね(笑)」と数字的な目標は3つにものぼる。「でも目標は高いほうがいい。モチベーションを保つにはね」。茶目っ気たっぷりな言い回しにプライドをのぞかせた。
それだけではない。「本来の自分の飛距離が分からなくなってしまった。合わせて曲がったり、距離が出なくなったり。しっかり合うと今度はピンを越えてしまう」。一度狂った歯車はなかなか戻らなくなっていた。夏場に近づくにつれ、「これまでが60%だとしたら、今は105%」と振ることに立ち返り調子を取り戻したが、そのタイミングで体調を崩すなど不運が重なり結果を残すことはできなかった。
だからこそ、このオフは自分の持ち味を徹底的に見直す。「飛距離アップが課題ですね。あと10ヤード伸ばしたい」。それはトレーニングによってではなく、「スイングでちょっと距離を伸ばせたらいいな」と続ける。「体を使ってヘッドスピードを上げたい」。その目標値として50m/sを掲げた。これは男子並みの数字である。
飛距離アップした先に目指すところは前半戦での優勝だ。「10ヤードアップとドライビングディスタンス1位、前半戦で1勝…多いですね(笑)」と数字的な目標は3つにものぼる。「でも目標は高いほうがいい。モチベーションを保つにはね」。茶目っ気たっぷりな言い回しにプライドをのぞかせた。