■ゴルフの楽しさを伝えることにやりがいを感じる
転機は昨年だ。6月に会社を興し、ドラコン競技のイベントを自身で主催。「準備は大変でしたが、参加したお客さまからの『楽しい』、『新しい気づきがあった』という声を聞いて、やりがいを感じました」。12歳でゴルフを始め、ツアープロとして活躍することを夢見ていたが試合から離れることが増えた今、イベントやレッスンを通してアマチュアに“ゴルフの楽しさ”を伝えることにやりがいを見出した。昨年秋から“自分の城”の準備を進め、女子プロゴルファーとしてのセカンドキャリアを始めたのである。
アマチュアにゴルフの楽しさを伝えるだけでなく、将来的には女子プロのサポートも視野に入れている。「ゴルフって成績を出し続けるのは、すごくしんどいスポーツだと思うんです」。世代交代が激しく、シード選手でも5年続けばいいといわれる女子ツアー。活躍できるのは一握り。また競争だけでなく「ありがたいことに周りの人たちがすごく応援してくれます。みんな家族なぐらい心配してくれるのですが、それが徐々にプレッシャーになるのです」。結果が出なければ温かい応援も苦しく感じるという。「そういう中で戦っている選手はすごいと思います。けっこう精神的につらい人も多いと思います」。稼げなくなったらどうしよう。試合に出られなくなったらどうしよう。「結果が出なくなってきたら、みんな不安でいっぱいなはず。だから焦っちゃうし、結果を求めてぐしゃぐしゃになりがちです」。自身の経験も踏まえて女子ツアーで活躍する難しさ、厳しさを吐露する。
「焦りからの悪循環は私もいっぱい経験しました。今ならいいアドバイスもできると思います。それに成績を出すことはもちろん大事だけど、選手生活を終えた後も大事。そこにつながる体制だったり、気持ちの作り方とか充実させられると思うんです」。選手のスイングを見るコーチではなく、不調に陥ったときの気持ちの作り方やセカンドキャリアを含めたサポート役を考えている。
■スイングも、クラブも学んで頼れる指導者になった
ジュニア時代は「感覚」でボールを打ってきた。レッスン活動にあたり自分の考えを理論化したり、スイングの研究を重ねた。また、「スイングとクラブが合っていないといいショットは打てない」とクラブへの造詣も深めている。「今の自分の考えがあれば、ツアーでの成績も変わったかもしれませんね」と頼もしい指導者に成長した。
転機は昨年だ。6月に会社を興し、ドラコン競技のイベントを自身で主催。「準備は大変でしたが、参加したお客さまからの『楽しい』、『新しい気づきがあった』という声を聞いて、やりがいを感じました」。12歳でゴルフを始め、ツアープロとして活躍することを夢見ていたが試合から離れることが増えた今、イベントやレッスンを通してアマチュアに“ゴルフの楽しさ”を伝えることにやりがいを見出した。昨年秋から“自分の城”の準備を進め、女子プロゴルファーとしてのセカンドキャリアを始めたのである。
アマチュアにゴルフの楽しさを伝えるだけでなく、将来的には女子プロのサポートも視野に入れている。「ゴルフって成績を出し続けるのは、すごくしんどいスポーツだと思うんです」。世代交代が激しく、シード選手でも5年続けばいいといわれる女子ツアー。活躍できるのは一握り。また競争だけでなく「ありがたいことに周りの人たちがすごく応援してくれます。みんな家族なぐらい心配してくれるのですが、それが徐々にプレッシャーになるのです」。結果が出なければ温かい応援も苦しく感じるという。「そういう中で戦っている選手はすごいと思います。けっこう精神的につらい人も多いと思います」。稼げなくなったらどうしよう。試合に出られなくなったらどうしよう。「結果が出なくなってきたら、みんな不安でいっぱいなはず。だから焦っちゃうし、結果を求めてぐしゃぐしゃになりがちです」。自身の経験も踏まえて女子ツアーで活躍する難しさ、厳しさを吐露する。
「焦りからの悪循環は私もいっぱい経験しました。今ならいいアドバイスもできると思います。それに成績を出すことはもちろん大事だけど、選手生活を終えた後も大事。そこにつながる体制だったり、気持ちの作り方とか充実させられると思うんです」。選手のスイングを見るコーチではなく、不調に陥ったときの気持ちの作り方やセカンドキャリアを含めたサポート役を考えている。
■スイングも、クラブも学んで頼れる指導者になった
ジュニア時代は「感覚」でボールを打ってきた。レッスン活動にあたり自分の考えを理論化したり、スイングの研究を重ねた。また、「スイングとクラブが合っていないといいショットは打てない」とクラブへの造詣も深めている。「今の自分の考えがあれば、ツアーでの成績も変わったかもしれませんね」と頼もしい指導者に成長した。