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和製ベン・ホーガン、植竹希望はクラブ意識高めの「日本一仕事の少ないスイング」【モリモリさんのスイング談義】

和製ベン・ホーガン、植竹希望はクラブ意識高めの「日本一仕事の少ないスイング」【モリモリさんのスイング談義】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年2月12日 15時00分

背面から見ても、ダウンスイングのタメがかなり深いことがわかる
背面から見ても、ダウンスイングのタメがかなり深いことがわかる (撮影:村上航)
昨シーズン、初シードを獲得した植竹希望。世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)のような鋭い切り返しと、天才ショットメーカー、セルヒオ・ガルシア(スペイン)のような深いタメが「すごすぎる」と、ツアー関係者やゴルフファンから熱視線を浴びている。そんな女子プロ離れした植竹のドライバースイングを、堀琴音らを指導する“モリモリさん”こと森守洋氏に解説してもらおう。
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一度見れば納得 植竹希望のスイングをスロー動画で見てみよう!

まるで『和製ベン・ホーガン』と呼びたくなるスイングの持ち主です。実際、植竹プロのスイング動画を一度でも見たことがある人は、「よくわからないけどすごいな」と感じているのではないでしょうか。

彼女のすごさは何といっても深い“タメ”を生む切り返し。本人は意識していないかもしれませんが、このタメはグリップとクラブヘッドのラグ(時間差)が大きい証拠です。ガルシアやベン・ホーガンに匹敵します。

クラブの重心をとらえたセミストロンググリップから、シンプルに上体を回していきますが、左腕が地面と平行になったときには、すでに切り返しが始まっているように見えます。これは切り返しのタイミングが早いのではなく、クラブがバックスイング側に進んでいく強い慣性力に対して、グリップを支点として反対方向にチカラをかけてバランスを取っているから。それで下半身の切り返しも自然と早くなるのです。

本人は「下半身から切り返す」などとは意識していないと思いますが、見事に慣性力とのバランスが取れた、この美しいダウンスイングが生まれています。
  
植竹プロのようにクラブを扱うプレーヤーはツアーでも稀なのですが、自分自身が意識して動かす部分はそれほど多くありません。重力や慣性力、遠心力など自分のチカラ以外のチカラをうまく使いこなしている。ある意味、自分のやるべき仕事は少ないスイングと言えます。「日本一仕事の少ないスイング」と言ってもいいかもしれません。直接本人にお話を聞いたことはありませんが、切り返したらあとはクラブに身を任せて何も意識していないのではないかと予想できます。

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