2020年、21年が統合された昨季の国内女子ゴルフツアーで、賞金ランキング、メルセデス・ランキングのいずれかで50位以内に入った52人がシード選手として、22年のフル出場権(一部大会を除く)を手にした。そのうち米ツアーに主戦場を移した笹生優花を除く12人の初シード選手をここで紹介する。今回は山下美夢有(賞金13位、メルセデス12位)。
プロコーチが「日本一美しいアドレス」と話す山下美夢有のドライバースイング
19年のプロテストでは高校3年生世代3人が合格。そのうちの一人が、当時大阪桐蔭高に在学していた山下だった。同年の「日本女子アマ」を制した西郷真央、「宮里藍 サントリーレディス」最終日に「63」をマークした笹生に比べ注目度は低かったが、ルーキーシーズンに大仕事をやってのけた。
20年6月に行われた開幕戦「アース・モンダミンカップ」から3試合連続で予選落ち。同年は“プロの洗礼”も浴びたが、最終的に「スタンレーレディス」5位タイなど、トップ10に2度入った。そして迎えた翌21年の4月、「KKT杯バンテリンレディス」で2位の小祝さくら、古江彩佳に5打差をつけツアー初優勝を挙げた。結果的にこの2年でトップ10に16度入る活躍。1億456万3214円を稼ぎ、賞金ランク13位で終えた。
身長は150センチで、ドライバーの平均飛距離は232.58ヤードの59位。だが耐えるゴルフで強豪たちと渡り合った。リカバリー率は70.0127%で堂々の1位。51.6129%のサンドセーブ率、87.8553%のパーセーブ率はともに5位と、しぶとくパーを拾って、チャンスを待った痕跡がうかがえる。
昨年のオフは縁あって、同級生とともに中嶋常幸のもとで合宿を行い、プロとしての心得を学んだ。今年も1月中旬に中嶋のもと合宿に参加。技術面、フィジカル面、精神面など、さまざまなアドバイスをもらいながら練習に励んできた。また「シーズン後半に、なかなか上位で戦えなかったので悔しい気持ちもある」という課題克服に向けて、身体作りという部分にもより一層力を入れる冬を過ごす。
プロコーチが「日本一美しいアドレス」と話す山下美夢有のドライバースイング
19年のプロテストでは高校3年生世代3人が合格。そのうちの一人が、当時大阪桐蔭高に在学していた山下だった。同年の「日本女子アマ」を制した西郷真央、「宮里藍 サントリーレディス」最終日に「63」をマークした笹生に比べ注目度は低かったが、ルーキーシーズンに大仕事をやってのけた。
20年6月に行われた開幕戦「アース・モンダミンカップ」から3試合連続で予選落ち。同年は“プロの洗礼”も浴びたが、最終的に「スタンレーレディス」5位タイなど、トップ10に2度入った。そして迎えた翌21年の4月、「KKT杯バンテリンレディス」で2位の小祝さくら、古江彩佳に5打差をつけツアー初優勝を挙げた。結果的にこの2年でトップ10に16度入る活躍。1億456万3214円を稼ぎ、賞金ランク13位で終えた。
身長は150センチで、ドライバーの平均飛距離は232.58ヤードの59位。だが耐えるゴルフで強豪たちと渡り合った。リカバリー率は70.0127%で堂々の1位。51.6129%のサンドセーブ率、87.8553%のパーセーブ率はともに5位と、しぶとくパーを拾って、チャンスを待った痕跡がうかがえる。
昨年のオフは縁あって、同級生とともに中嶋常幸のもとで合宿を行い、プロとしての心得を学んだ。今年も1月中旬に中嶋のもと合宿に参加。技術面、フィジカル面、精神面など、さまざまなアドバイスをもらいながら練習に励んできた。また「シーズン後半に、なかなか上位で戦えなかったので悔しい気持ちもある」という課題克服に向けて、身体作りという部分にもより一層力を入れる冬を過ごす。