3月3日から行われる「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける2022年の国内女子ツアー。だが、今年もこれまでとは大きく異なる点、注目すべきポイントが存在する。ということで「22年の女子ツアーで知っておきたいこと」を予習・復習しておこう。今回は今年の女子ゴルフ中継について。
選手たちの涙もリアルタイムで見ることができるように【写真】
昨年末に行われた22年シーズンの日程発表の席で、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は、今後の試合中継についての方針を明言した。
まず前提として、女子プロゴルフの放映権は協会に帰属することが決定。18年に表面化した、いわゆる“放映権問題”の決着を強調し、「すべての公認競技において、地上波、BS、CS、インターネット放送を行う場合には当協会の許諾が必要となります」と小林会長は宣言した。
そして大枠として、これまで通りBS、CSも含むテレビ中継は変わらずに実施し、インターネット放送に関しては有料課金制になると説明。ここには「テレビ局には女子ゴルフ創成期からお世話になっている」という恩義と、「様々なメディアで観戦してもらいたい」という基本方針がある。長時間観戦できるインターネット配信と、気軽に見られるテレビ放送の特色を生かしつつ、視聴者の奪い合いにならないようにネット中継を有料にするという考えが根底に流れている。
この有料化に端を発し、昨年、大会を開催した一社が主催辞退をSNSで表明する騒動も起こったが、あくまでもテレビとインターネットの両輪で熱戦の様子をファンに届ける方向で調整が進められていく。ちなみに協会は昨年、GOLF TVと手を組みインターネット中継を行ったが、日程発表の席では「現在複数社と交渉中」と配信するメディアが変わる可能性も示唆していた。
選手たちの涙もリアルタイムで見ることができるように【写真】
昨年末に行われた22年シーズンの日程発表の席で、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は、今後の試合中継についての方針を明言した。
まず前提として、女子プロゴルフの放映権は協会に帰属することが決定。18年に表面化した、いわゆる“放映権問題”の決着を強調し、「すべての公認競技において、地上波、BS、CS、インターネット放送を行う場合には当協会の許諾が必要となります」と小林会長は宣言した。
そして大枠として、これまで通りBS、CSも含むテレビ中継は変わらずに実施し、インターネット放送に関しては有料課金制になると説明。ここには「テレビ局には女子ゴルフ創成期からお世話になっている」という恩義と、「様々なメディアで観戦してもらいたい」という基本方針がある。長時間観戦できるインターネット配信と、気軽に見られるテレビ放送の特色を生かしつつ、視聴者の奪い合いにならないようにネット中継を有料にするという考えが根底に流れている。
この有料化に端を発し、昨年、大会を開催した一社が主催辞退をSNSで表明する騒動も起こったが、あくまでもテレビとインターネットの両輪で熱戦の様子をファンに届ける方向で調整が進められていく。ちなみに協会は昨年、GOLF TVと手を組みインターネット中継を行ったが、日程発表の席では「現在複数社と交渉中」と配信するメディアが変わる可能性も示唆していた。