Qシリーズ7位と好順位だった古江さんは、すでに2試合に出場。しぶといゴルフでいずれも予選を通過しています。この先も上手に自分を出していくことができれば、まずまずの結果を得られるのではないでしょうか。

課題は集中力。元々、古江さんは高い集中力を持っているのですが、今年は頭で考えすぎる傾向が出てしまいそうです。
あれもやりたい、これもやりたい、というのは構わないのですが、やりたいことを決めたら悩まずに自信を持ってやるのがいいでしょう。決めたことが変わっていくのは構いませんが、その時は悩まず、集中してください。練習は、環境の整ったアメリカでたくさんするとよいでしょう。

タイミングが合えば、優勝もできるかもしれません。ただ、6月、7月はケガに気をつけて。8月、9月に自分のピークを持ってくるのがいいでしょう。コースセッティングが難しいときなど、周囲のスコアが伸びない時がねらい目です。

20年、21年は10年の間でものすごくいい運勢だった古江さんは、それを見事にプロとしてのルーキーシーズンの結果につなげました。22年の運勢は実は少し下降気味ですが、前に比べれば、という話です。

■渋野は“食事”が勝負のカギを握る？

日本ツアーが開幕するのと同じタイミングで行われる、今週の「HSBC女子世界選手権」でアメリカツアー本格参戦後のデビュー戦を迎える渋野さんは、Qシリーズが20位で優先出場順位が高くないため何試合に出場できるか、というのも大事なポイントです。メジャー優勝者の資格で大きな試合には出られるので、そこで結果をどれだけ出せるか、ということになります。