1996年3月3日生まれの堀琴音が、きょうで26歳になった。姉はツアー通算2勝の堀奈津佳。琴音はプロ8年目の21年にツアー初優勝を挙げ、史上2組目の姉妹優勝を果たした。

2022年開幕戦で撮影！　堀琴音のドライバースイング【連続写真】

徳島県徳島市出身。姉・奈津佳の影響を受け7歳でゴルフを始め、アマチュア時代にステップ・アップ・ツアー優勝、レギュラーツアーで史上3人目の3試合連続ベスト10に入るなど活躍。ゴルフの名門・滝川二高卒業後の14年にプロテストに合格し、同年のステップ・アップ・ツアー「京都レディースオープン」でプロ初優勝を挙げた。

QTランキング45位の資格で出場した15年は、開幕3試合は予選落ちが続いたものの、4月以降は安定した成績を残して賞金ランキング33位で初シードを獲得。16年は「日本女子オープン」でレギュラーツアー初優勝に迫ったが、アマチュアだった畑岡奈紗に競り負けて2位。この年は未勝利ながら賞金ランキング11位と躍進した。しかし、17年終盤からショットが曲がりはじめ、パットの調子も崩れ、18年に3年連続で守っていたシード権を喪失。34試合中、予選落ちと棄権が29試合という内容で、競技生活から身を引くことも考えたという。

19、20年とレギュラーツアーでは予選落ちが続いたが、21年は調子が上向き出した。春先に2試合連続でトップ10入りを果たすと、7月の「ニッポンハムレディス」で、若林舞衣子との3ホールに及ぶプレーオフを制し、悲願のツアー初優勝。低迷期を乗り越えつかみとった勝利に、ラウンド後には両手で顔を覆い泣き崩れた。

プロ生活9年目を迎える26歳。若さだけじゃない、経験を積んだゴルフで2勝目を目指す。