若手が多く活躍する現在のツアー会場で、その時のことを体験した選手も少なくなった。当時、涙を流しながら選手を代表して取材に応じた宮城・東北高出身の有村は、今大会の開幕前に「若い選手は当時、子供だったから、この経験を次の世代に伝えていくことも大事だと思う」と話していたが、笠もそれができる選手の一人である。出身地の熊本も16年に震災に襲われ、復興に向けての取り組みも行ってきただけに、さらにその思いは強いはずだ。
昨年5年ぶりの優勝を果たしたが、「34歳でプレーしてることを考えていなかったので、一日一日を一生懸命にやっていこうという思いは強くあります。毎回会場に足を運んだとき、『あと何回ゴルフができるんだろう』と思う部分もある」という気持ちも抱えながらプレーを続けている。だが最後には「もう少し頑張ります」と笑顔で宣言。そのプレーでも、後進にメッセージを伝えていきたい。
昨年5年ぶりの優勝を果たしたが、「34歳でプレーしてることを考えていなかったので、一日一日を一生懸命にやっていこうという思いは強くあります。毎回会場に足を運んだとき、『あと何回ゴルフができるんだろう』と思う部分もある」という気持ちも抱えながらプレーを続けている。だが最後には「もう少し頑張ります」と笑顔で宣言。そのプレーでも、後進にメッセージを伝えていきたい。