＜Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント　初日◇18日◇鹿児島高牧CC（鹿児島県）◇6419ヤード・パー72＞

後半の猛列なバーディラッシュでオーバーパーから2アンダーまで戻した横峯さくらが、地元・鹿児島の戦いで2アンダー・暫定3位タイで第1ラウンドを終えた。悪天候によりスタート時間が遅れ、全選手がホールアウトしていないなかでの好プレーに笑顔と満足感がにじんだ。

横峯さくら、いとしのベイビーと【写真】

昨年2月に第一子となる男の子を出産。いまは新米ママとして子育てに奮闘中だが、そんなママさんプレーヤーを大会も後押しする。今週は日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）の要請により、大会側がクラブハウス隣接のロッジで育児ルームを提供。横峯は母にベイビーの世話をお願いし、コース上で“母は強し”を見せた。

米ツアーでは当たり前となっている大会会場での託児所だが、国内ツアーでは過去に設置実績はあるものの、常設ではない。今回はラウンド後すぐに息子と会えるのが楽しみになり、プレーにも気合がこもるというもの。目標はあと7勝に迫った永久シード獲得となる通算30勝で、強い母の姿でいつづけるつもりだ。

そんな横峯にエールを送るのが、先週末に神奈川県横浜市で開かれた「ジャパンゴルフフェア」で、契約メーカーのトークショーに参加した同い年で盟友の宮里藍。自身も昨年12月に出産、現在は子育て中の身で、横峯が母としてプレーすることに「さくらはすごい！」と賛辞を惜しまない。