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スイングも道具も2勝目を後押し 堀琴音の落ち着きはらったプレーの理由【辻にぃ見聞】

スイングも道具も2勝目を後押し 堀琴音の落ち着きはらったプレーの理由【辻にぃ見聞】

配信日時:2022年3月22日 12時00分

「堀選手はティショットではドライバーをキャロウェイの『ROGUE ST』に替えましたが、これはどちらかというとロースピンのドライバー。フェード打ちの堀選手にとってはスピンが多くなってしまいがちですが、この道具選びでスピンを減らしていけることになっていますので、飛距離も落ちません」(辻村氏)

自信を深めたスイングと道具選びも合致し、今回は2日目に首位に立つと、最終日も3バーディ・1ボギーで逃げ切った。結果は1打差だったが、打数以上に余裕が感じられた勝利でもあった。「悪い時は多くの部分に注意点が出るもの。意識散漫になりタイミングもバラつくのですが、ショット、パットともに意識する点を1、2点に絞り切れているので自分ではなくコースと向き合えているのでしょう。その結果シビアな場面でも表情も変わらず。いままでは失敗を許せずにイライラしていたこともありましたが、それがなくなりました」と辻村氏は分析。まだ今月26歳になったばかり。今後もますます勝利数を重ねていきそうだ。

■6連続バーディの新人!? 誰が出てくるか分からないのが今のツアー

今大会で注目を浴びた選手がいる。昨年6月にプロテストに合格したばかりの19歳ルーキー・19歳の内田ことこだ。

「内田選手が6連続バーディで一気に優勝戦線に加わりました。最近は、プロテストに合格した選手がすぐにツアーで活躍するというのが多くなりました。高校最後の年から急激に伸びる選手が増えたように思います。周りを見ながら頑張っている同級生がいると『私もやらなければ』と取り組み、伸びるのが印象的です」(辻村氏)

北海道では名の知れた内田だったが、全国的な活躍までには至らなかったジュニア時代。それがここにきて、才能の片鱗を見せた。「ルーキーで最終日に6連続バーディを出せる。このような選手がどんどん出てくるので、今の女子ツアーは激しい入れ替えがあるのです」(辻村氏)

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