＜アクサレディス　事前情報◇23日◇UMKカントリークラブ（宮崎県）◇6546ヤード・パー72＞

前週に鹿児島で行われた「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」の最終日に6連続バーディで猛追し、4位に入った内田ことこ。同名の選手がすでに日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）に登録があったため、登録名を琴子から“ことこ”に変えたこともあって、1年目の選手のなかでは話題になったが、それ以上に結果でその名を全国に知らしめた。

鹿児島では先輩たちがドレスアップ【前夜祭写真】

あらためて前週の快進撃を「楽しかった」と振り返る。一時は単独首位に立ちながら、15番でOBを叩き勝利こそ逃したが、残したインパクトは大きかった。同週は地上波とBSで生放送がされており、「いろんな人から見たよと言われました。地上波に出るのがはじめてだったので、知り合いの人は喜んでくれました」と反響には少しだけ驚いた。

新人らしからぬ堂々としたプレーで最後まで食い下がった。優勝こそ逃したが、今後につながる戦い。一時は優勝も見えた位置でプレーしたことで、優勝を意識するようになったかといえば、そこはまだ冷静だ。「先週と今週で上位争いに絡めたら上出来だなと思っていたので、出来としては上出来だなと思っています。いい経験になったので、よかったと思います」と、ますは上位フィニッシュに満足菜気持ちが強い。

「できるかも」という意識も芽生えた今回の4位。「自信になったのでそこはよかった」と優勝を逃したことを悔やむより、今後につなげる意識が高い。前週はアイアンの好調さゆえ、「ピンしか狙っていなかった」という攻めのゴルフ。今週も「苦手なコースだなという印象はないので、バーディをたくさん獲りたい」とバーディラッシュを生み出すゴルフで、さらに名前を全国区へと広めたい。