「今シーズンはボギーが少ない印象があります。実は昨シーズン、グリーンを外すことが多く、アプローチの回数が相当増えていました。それが積み重なって、アプローチがよくなったんです。特に昨年末に葛城ゴルフ倶楽部で行われたQTではアプローチに助けられました。原点回帰で飛距離を求めるなんて言ってましたけど、ショートゲームでスコアをつくっています」と、笑う。
この日もボギーを打ちそうなピンチが4回あったが、すべてアプローチとパターでしのいだという。とはいえドライバーの飛距離は「270〜280ヤードは飛んでいます」というから、原点回帰も忘れてはいない。
試合でアプローチをすることが増えてよくなったのもあるが、グリーンを外すことが多くショット練習に励んだのだという。そのときにフェース面の管理を強く意識したことで、アプローチのときのフェース使いも向上したのではないかと自己分析をする。小さな振りを極めれば、大きな振りも自ずとよくなるということだ。
葭葉の昨シーズンの賞金ランキングは67位。6年間続けて保持していたシード権を逃すこととなった。思うようにいかないゴルフに苛立ちながらシーズンを過ごしたことが、大きな成長を葭葉にうながしたともいえる。目の前のボールに集中し、やれることをやる。決して無理はしない。難コースであるからこそ、その自然体がスコアをつくっていく。心にゆとりを持ってコースに挑んだ葭葉を見ていたら、ゴルフの基本的な心構えを思い出した。
2日目以降、自然体の気楽なプレーを貫くことができるのか。6年ぶりのツアー優勝に向け、驚くようなスコアを出してほしいと願うばかりだ。(文・河合昌浩)
この日もボギーを打ちそうなピンチが4回あったが、すべてアプローチとパターでしのいだという。とはいえドライバーの飛距離は「270〜280ヤードは飛んでいます」というから、原点回帰も忘れてはいない。
試合でアプローチをすることが増えてよくなったのもあるが、グリーンを外すことが多くショット練習に励んだのだという。そのときにフェース面の管理を強く意識したことで、アプローチのときのフェース使いも向上したのではないかと自己分析をする。小さな振りを極めれば、大きな振りも自ずとよくなるということだ。
葭葉の昨シーズンの賞金ランキングは67位。6年間続けて保持していたシード権を逃すこととなった。思うようにいかないゴルフに苛立ちながらシーズンを過ごしたことが、大きな成長を葭葉にうながしたともいえる。目の前のボールに集中し、やれることをやる。決して無理はしない。難コースであるからこそ、その自然体がスコアをつくっていく。心にゆとりを持ってコースに挑んだ葭葉を見ていたら、ゴルフの基本的な心構えを思い出した。
2日目以降、自然体の気楽なプレーを貫くことができるのか。6年ぶりのツアー優勝に向け、驚くようなスコアを出してほしいと願うばかりだ。(文・河合昌浩)