「距離が長く、初日はアゲインストの風が吹いていたので、青木選手もウッドのクラブを持ちました。少し右に行くとバンカー、左には池があって、非常に打ちづらいティショットです」

185ヤードと長く、ティイングエリアからグリーン左まで池がずっと続くレイアウト。視覚的にもグリーンが狭く感じられ、上段にピンが切られていて長いクラブを持たざるをえなかったため、さらに難易度は増した。キャリーでグリーンにオンしても傾斜で戻されてしまうことも多くあり、パーオン率は『45.37％』だった。

「左右のブレを気にすると、体の回転が止まりやすくなります。臆して弱気にならずに、自分を信じて思い切り振り抜くことが大事ですね。攻め込む勇気です」。ピンがグリーン手前に切ってあれば、アイアンで打てるチャンスもあり、逆に狙えるホールにもなるという。2日目のピン位置は、二段グリーンの下段で、手前から9ヤード。終盤に向けて、バーディを獲って勢いをつけたいところだ。

この3ホールをいかにクリアするかが、優勝への明暗を大きく分けるともいえそうだ。最終にどのようなドラマが待っているのか、注目したい。