＜フジサンケイレディスクラシック　初日◇22日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース（静岡県）◇6447ヤード・パー71＞

昨年はぺ・ソンウ（韓国）が600万円を獲得した17番ホールで、またしてもドラマが生まれた。藤田さいきがホールインワンを達成し、賞金500万円をゲットした。

派手なバンザイ！藤田さいき、エース達成の瞬間がこちら【ライブフォト】

ここ17番パー3は川奈の名物ホール。172ヤードの飛距離に加え、海沿いに作られたティイングエリアからは砲台グリーンの面がまったく見えず、7メートルも打ち上げる。グリーン手前は急斜面で1ヤードでもショートしてしまえば、高さ5メートル級の打ち上げのアプローチが残ってしまう。その難しさから、“川奈のアーメンコーナー”とさえ言われるほどだ。

そこでこの日の“主役”になる藤田は「ショットがいい状態ではなかった」とボギー発進となったが、ピンチをアプローチやパターでなんとかしのいで、2アンダーでその難所を迎えた。

「キャリーした瞬間に『いいかも！』って思ったら…消えたのが見えました。すごい歓声で『これで入っていなかったらどうしよう』って思いながらも、すごいはしゃいじゃいました」。6番アイアンで放った打球はグリーンエッジから10ヤード、ちょうど中央に切られたピンの左に打ち出され、風に乗ってフェードの球筋を描き、カップインした。