＜フジサンケイレディスクラシック　最終日◇24日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース（静岡県）◇6447ヤード・パー71＞

3位タイから優勝を目指した藤田さいきだったが、2打及ばず。単独2位で大会を終えた。

進撃はここから　ホールインワン達成で大喜びの藤田さいき【写真】

大会初日には川奈の名物ホール・17番パー3で「本当に夢でみていた」と、“正夢”のホールインワンを達成。首位と2打差で迎えたこの最終日は、1番パー4でカラーからチップインバーディ発進。5番パー4ではセカンドショットをバンカーに入れて寄せきれず12メートルのパーパットが残ったが、これを沈めた。

後半に入って11番パー3、12番パー5と連続バーディを奪って単独首位に浮上。優勝に大きく近づく一方で、藤田は“違和感”を感じていた。「なんか飛んでるなーって思って。だから13番で番手を下げたんですけど…」と打った打球は奥のバンカーへ入って、ボギー。15番でも1番手下げたのにもかかわらず、「まさかそうなると思わない」と、セカンドショットはグリーンを大きく超えた。

「途中からハイになって（笑）。優勝したいという気持ちがあふれ出たら、全部奥に行くようになっちゃいました」。ツアー屈指の飛ばし屋といわれ、今大会のドライビングディスタンスは5位に入っている藤田。「しょっちゅう出る」というアドレナリンだが、きょうはコントロールすることができなかった。