これに加えてパッティングコーチの橋本真和氏にアドバイスを求め、ストロークも修正。少しボールから遠くなっていた構え、長く持っていたグリップ、そして手が先行してフェースが遅れていたストロークを以前のフォームに戻した。「違和感はありますけど、入っているのでもう少し慣らして」。ここからさらに自分のものにしていく。
9番パー4のバーディは、上りのフック、7メートルを決めたもの。「すごくいいタッチで、イメージよく打てました」と、悩んできた日々を拭い去るような一打になった。この日のパット数は29。突出して高い数字とは言えないが、裏を返せば、これくらい入れば優勝争いに加われるほど、ショットは切れているという証しでもある。“300万円パター”が、残り2日間も最高の輝きを放てば、自ずと今季初優勝が近づいてくる。(文・間宮輝憲)
9番パー4のバーディは、上りのフック、7メートルを決めたもの。「すごくいいタッチで、イメージよく打てました」と、悩んできた日々を拭い去るような一打になった。この日のパット数は29。突出して高い数字とは言えないが、裏を返せば、これくらい入れば優勝争いに加われるほど、ショットは切れているという証しでもある。“300万円パター”が、残り2日間も最高の輝きを放てば、自ずと今季初優勝が近づいてくる。(文・間宮輝憲)