女子プロゴルファーのドライバー平均飛距離は約235ヤード。日頃から食事に気を使い、トレーニングに励んでいるので、身体能力もきっと高いはず。 12日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA844号では、そんな女子プロたちの握力を測定している。
勝みなみは120キロのバーベルで下半身を鍛えていた!【写真】
注目選手たちの握力を見てみよう。今季ツアー初優勝を果たし、平均241ヤードを記録している植竹希望の握力は34.8kgと、20代の日本人女性の平均28.00kg(統計で見る日本【2018年度】より)を上回る数字となった。女子ツアー屈指の飛ばし屋でもある勝みなみは、38.7kgと女子プロのなかで5位の数値を記録。意外だったのは、ショットメーカーの吉田優利だ。平均233.86ヤードを飛ばすが、握力は23kgとかなり低い数値となった。
この握力調査の結果、全体を見渡すと握力と飛距離にはそれなりの相関性があることがわかる。49.1kgで握力1位の山本景子は271.75ヤードの飛ばし屋であり、24.6kgで握力14位の青木瀬令奈は飛距離よりもショット精度で勝負するタイプ。ただ、女子プロ平均32.5kgは、40〜69歳の男性平均44.71kgよりも握力で10kg以上少ない。また、握力を強化すれば飛ばせるようになるのかというと、「そうでもない」とJGAナショナルチームのトレーナーを務めるスポーツ医学のスペシャリスト、筑波大学の白木仁教授はいう。
「飛距離の源はあくまでも下半身。太モモやお尻の筋肉です。両足でジャンプする力が遠心力を生み出します。握力は、クラブを支える筋力に過ぎません。ナショナルチームの実験でもジャンプ力がある選手が飛距離が高い傾向にあります」(白木教授)
確かに、握力ランク最下位の吉田をはじめ、ツアー屈指の飛ばし屋・勝も下半身の筋力や躍動感はハンパない。事実、ほとんどの女子プロは下半身のトレーニングに励んでいる。この結果を受けて、ALBAでは女子プロのジャンプ力測定企画が進行中。乞うご期待。
勝みなみは120キロのバーベルで下半身を鍛えていた!【写真】
注目選手たちの握力を見てみよう。今季ツアー初優勝を果たし、平均241ヤードを記録している植竹希望の握力は34.8kgと、20代の日本人女性の平均28.00kg(統計で見る日本【2018年度】より)を上回る数字となった。女子ツアー屈指の飛ばし屋でもある勝みなみは、38.7kgと女子プロのなかで5位の数値を記録。意外だったのは、ショットメーカーの吉田優利だ。平均233.86ヤードを飛ばすが、握力は23kgとかなり低い数値となった。
この握力調査の結果、全体を見渡すと握力と飛距離にはそれなりの相関性があることがわかる。49.1kgで握力1位の山本景子は271.75ヤードの飛ばし屋であり、24.6kgで握力14位の青木瀬令奈は飛距離よりもショット精度で勝負するタイプ。ただ、女子プロ平均32.5kgは、40〜69歳の男性平均44.71kgよりも握力で10kg以上少ない。また、握力を強化すれば飛ばせるようになるのかというと、「そうでもない」とJGAナショナルチームのトレーナーを務めるスポーツ医学のスペシャリスト、筑波大学の白木仁教授はいう。
「飛距離の源はあくまでも下半身。太モモやお尻の筋肉です。両足でジャンプする力が遠心力を生み出します。握力は、クラブを支える筋力に過ぎません。ナショナルチームの実験でもジャンプ力がある選手が飛距離が高い傾向にあります」(白木教授)
確かに、握力ランク最下位の吉田をはじめ、ツアー屈指の飛ばし屋・勝も下半身の筋力や躍動感はハンパない。事実、ほとんどの女子プロは下半身のトレーニングに励んでいる。この結果を受けて、ALBAでは女子プロのジャンプ力測定企画が進行中。乞うご期待。