＜ブリヂストンレディスオープン　初日◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（千葉県）◇6713ヤード・パー72＞

今季4勝を挙げながら、直近2試合連続予選落ちと調子を落としていた西郷真央だが、地元千葉の大会で5アンダー・2位と好発進を切った。師匠の教え、そしてギアチェンジが“復調”の背景にある。

西郷真央のパワフルドライバースイング【連続写真】

「練習ラウンドのときから、スコアが出づらいコースだと思っていた。とにかくボギーを打たないようにと思いながらのボギーフリーは自信につながりますね」。後半の2番パー5では、残り210ヤードの2打目を5番ウッドで3メートルにつけ、イーグルも奪取。まだティショットには不安を残すというが、攻守ともに冴えわたる一日になった。

福岡で予選落ちすると、日曜日に師匠のジャンボこと尾崎将司のもとを訪問。不調の原因を探るため、話しをし、スイングも見てもらった。そこで指摘されたのが、テークバックからトップへの動き。詳細は伏せられたが、そのアドバイスは自分が覚えていた違和感と合致した。

「ジャンボさんに教えていただいたおかげで何をすべきか明確だった。そこを信じてやるしかないと思ってプレーしました」。その気持ちで10番からプレーし、「67」と好スコアをマーク。信じるものは救われる。