＜ブリヂストンレディスオープン　3日目◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（千葉県）◇6713ヤード・パー72＞

175センチの長身から繰り出されるドライバーショットの飛距離は「270ヤードくらい」。17歳のアマチュア馬場咲希（日本ウェルネス高2年）は、自身2度目の出場となるプロトーナメントでもひょうひょうとプレーを続けている。

馬場の目標　足が長すぎるネリー・コルダのドレスアップ姿に驚がく

この大会にはマンデートーナメント（主催者選考会）をトップで通過し出場。初日は「75」を叩きながら、2日目の「68」で一気に浮上した。「今回は予選通過ではなく上位にいける気がして。昨日（2日目）のゴルフで優勝を目指せるかなと思ったけど、（スコアを伸ばせなかった）きょうはあまりよくなかったですね（笑）」。ゆったりとした口調ながら、その言葉からは自信が感じられる。

先月25日には千葉県で行われた「全米女子オープン」の日本最終予選会で4位タイになり、6月2日に開幕する本戦チケットを手に入れた。さらに先週は「関東女子ゴルフ選手権」（埼玉・嵐山CC)で優勝。「狙って勝てたのは自信になりました。実力もついてきたと思います。目標を達成できている」と、成長を実感できる時間を過ごせている。この試合を終えると28日に渡米し、ノースカロライナ州のパインニードルズ・ロッジ＆GCで行われる全米女子オープンを戦う。

「将来は海外でプレーしたい」というのが目標。全米女子も、「メジャーで優勝することが夢なので、その勉強になれば」と未来設計の“第一歩”という気持ちで臨む。憧れの選手は、世界ランク2位で東京五輪金メダリストのネリー・コルダ（米国）。「自分が目指すのは、フェードで外国人っぽい体で振るスイング。ネリー・コルダさんは身長（178センチ）も体型も似ているので参考にしています。（全米で）一緒に回るには上位にいかないと」。その胸には希望が詰まっている。