■「万全だった」グリーン上
では、優勝した西郷はショット面でどのような数字を残したのか。フェアウェイキープ率は64.2%で全体13位タイ、パーオン率は56.94%で全体32位。まずまずともいえるが、決して突出していたわけではない。
実際、西郷自身もショットの不安から、開幕前の15日(日)には師匠のジャンボこと尾崎将司のもとを訪れ、修正へのアドバイスを求めたほどだ。首痛で欠場していた期間の影響が完全になくなったわけではなく、辻村氏も改めて「ゴルフをするうえで万全な体調というのは絶対」という思いを強めたという。
ただそれを補ったのがパッティング。4日間通じての平均パット数25.25回は全体2位。特に3日目の23回、最終日の25回は、ともにその日の1位で圧巻の数字と言える。「グリーン上は万全でしたね。ショートパットだけでなく、5メートルくらいのものもよく入ってました」と辻村氏も目を奪われた。
■究極のバンカーショットを導いた技術を解説
そしてこの優勝を語るうえで、16番パー5での“決勝の一打”はやはり外せない。グリーン左手前にあるバンカーからの3打目、右サイドに切られたピンまで残り25ヤードからのショットを直接決め、イーグルを奪ったあの場面だ。ここで混戦から抜け出し、単独トップに浮上。ポーカーフェースの西郷も、両手を広げよろこびを爆発させたほどだった。辻村氏は、あのシーンを見てその技術に驚かされたが、同時に“耳”に残る心地よさも感じとったという。
では、優勝した西郷はショット面でどのような数字を残したのか。フェアウェイキープ率は64.2%で全体13位タイ、パーオン率は56.94%で全体32位。まずまずともいえるが、決して突出していたわけではない。
実際、西郷自身もショットの不安から、開幕前の15日(日)には師匠のジャンボこと尾崎将司のもとを訪れ、修正へのアドバイスを求めたほどだ。首痛で欠場していた期間の影響が完全になくなったわけではなく、辻村氏も改めて「ゴルフをするうえで万全な体調というのは絶対」という思いを強めたという。
ただそれを補ったのがパッティング。4日間通じての平均パット数25.25回は全体2位。特に3日目の23回、最終日の25回は、ともにその日の1位で圧巻の数字と言える。「グリーン上は万全でしたね。ショートパットだけでなく、5メートルくらいのものもよく入ってました」と辻村氏も目を奪われた。
■究極のバンカーショットを導いた技術を解説
そしてこの優勝を語るうえで、16番パー5での“決勝の一打”はやはり外せない。グリーン左手前にあるバンカーからの3打目、右サイドに切られたピンまで残り25ヤードからのショットを直接決め、イーグルを奪ったあの場面だ。ここで混戦から抜け出し、単独トップに浮上。ポーカーフェースの西郷も、両手を広げよろこびを爆発させたほどだった。辻村氏は、あのシーンを見てその技術に驚かされたが、同時に“耳”に残る心地よさも感じとったという。