まさに“ネバーアップ、ネバーイン”、カップに届かなければ入らないという精神で攻めた効果が突然現れる。なんと11番から15番まで5連続バーディを奪って見せたのだ。「ただただうれしいのと次も入ればいいなぐらいの気持ちで回っていました」と岩井。実は5つ目のバーディを奪った15番パー4には、3日間で最もスコアがよかった選手に賞金500万円がかかっていたが、トータル2アンダーで3人が並んでいた。最終組の岩井が4人目の2アンダーとなったが、その場合は3日間のトータルスコアが最もいい選手に与えられるため、岩井が手にすることになった。
ただ、岩井がうれしいのはその15番でのバーディよりも、最終18番パー5でのパーパットを沈めたことだろう。ピンまで約15メートルのバーディパットを2メートルもオーバーしていたのだ。そのパットを外せば3位タイとなり、獲得ポイントが大きく変わっていただけに、しっかりと沈めた後は、思わずうれし涙がこぼれた。
最終的に5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「71」で回り、トータル5アンダーの2位タイでホールアウトした岩井。その見返りとして、翌週の「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の出場権も得た。もちろん、獲得ポイントも133.2ポイントまで伸び61位、第1回リランキングもクリアできそうな順位にメルセデス・ランキングを上げた。
同じルーキーで双子の姉である明愛も今回10位タイとなり、156.83ポイント(48位)に。若い力は時としてものすごいパワーを生む。中盤戦から後半戦にかけては岩井姉妹が台風の目になるかもしれない。(文・山西英希)
ただ、岩井がうれしいのはその15番でのバーディよりも、最終18番パー5でのパーパットを沈めたことだろう。ピンまで約15メートルのバーディパットを2メートルもオーバーしていたのだ。そのパットを外せば3位タイとなり、獲得ポイントが大きく変わっていただけに、しっかりと沈めた後は、思わずうれし涙がこぼれた。
最終的に5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「71」で回り、トータル5アンダーの2位タイでホールアウトした岩井。その見返りとして、翌週の「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の出場権も得た。もちろん、獲得ポイントも133.2ポイントまで伸び61位、第1回リランキングもクリアできそうな順位にメルセデス・ランキングを上げた。
同じルーキーで双子の姉である明愛も今回10位タイとなり、156.83ポイント(48位)に。若い力は時としてものすごいパワーを生む。中盤戦から後半戦にかけては岩井姉妹が台風の目になるかもしれない。(文・山西英希)