開幕戦から3位、7位、2位と好調な滑り出し。4月の「KKT杯バンテリンレディス」では最大のチャンスを迎えた。ところが単独首位でスタートした最終日にスコアを伸ばせず後続に追いつかれた。勝負は4人によるプレーオフへ。舞台はパー5で、2オンを狙ってくるライバルたちに対し、飛距離で劣る西村は3オンのバーディ狙いとなり1ホール目で脱落。「悔しかった」と唇を噛んだ。
その後も安定感は抜群ながら頂点が見えてこない。そんなときに世界ランキング上位の資格で「全米女子オープン」に出場。ここでも予選落ちを喫し、さらなる悔しさを味わった。今季の目標は海外メジャーで結果を残すこと。それができない悔しさがこみ上げ、帰国の途についた。
ただ、この全米の戦いが西村のプレーを変えた。喜怒哀楽を前面に出すことなく、『海外選手は淡々とプレーしている』。そんな世界ランカーたちのプレーぶりが参考になったという。
帰国後2戦目。連戦となっているなかでも、「元気です!」と2日目までにスコアを伸ばし、首位タイで最終日に突入した。途中、首位の座から陥落して2打差をつけられたが、「今週はパターが入ってくれた」と要所でしぶといパットを沈め、ついに15番のバーディで森田遥を逆転。17番パー3ではティショットを50センチにつけて勝負あり。18番もダメ押しのバーディと、圧倒的な逃げ切り。終わってみれば、3日間17バーディでボギーはなし。3打差の圧勝に「シンプルに楽しかった」と振り返る。
「ボギーが来ても切り替えようと思っていました」と気持ちにも余裕があった。同組の選手を相手にするのではなく、単純に、淡々と、そして楽しくプレーした。「バックナインに入ったところから勝ちたいなと思っていました」と勝利を強く意識する中で、崩れるどころか、圧巻のラストスパートでゴールテープを切ったのもそんな気持ちの結果だ。
昨年5月の母の日Vに続き、きょう6月19日は父の日。「父は家でハラハラドキドキしていたと思います。両親に感謝しています」と最高のプレゼントを贈ることができた。
その後も安定感は抜群ながら頂点が見えてこない。そんなときに世界ランキング上位の資格で「全米女子オープン」に出場。ここでも予選落ちを喫し、さらなる悔しさを味わった。今季の目標は海外メジャーで結果を残すこと。それができない悔しさがこみ上げ、帰国の途についた。
ただ、この全米の戦いが西村のプレーを変えた。喜怒哀楽を前面に出すことなく、『海外選手は淡々とプレーしている』。そんな世界ランカーたちのプレーぶりが参考になったという。
帰国後2戦目。連戦となっているなかでも、「元気です!」と2日目までにスコアを伸ばし、首位タイで最終日に突入した。途中、首位の座から陥落して2打差をつけられたが、「今週はパターが入ってくれた」と要所でしぶといパットを沈め、ついに15番のバーディで森田遥を逆転。17番パー3ではティショットを50センチにつけて勝負あり。18番もダメ押しのバーディと、圧倒的な逃げ切り。終わってみれば、3日間17バーディでボギーはなし。3打差の圧勝に「シンプルに楽しかった」と振り返る。
「ボギーが来ても切り替えようと思っていました」と気持ちにも余裕があった。同組の選手を相手にするのではなく、単純に、淡々と、そして楽しくプレーした。「バックナインに入ったところから勝ちたいなと思っていました」と勝利を強く意識する中で、崩れるどころか、圧巻のラストスパートでゴールテープを切ったのもそんな気持ちの結果だ。
昨年5月の母の日Vに続き、きょう6月19日は父の日。「父は家でハラハラドキドキしていたと思います。両親に感謝しています」と最高のプレゼントを贈ることができた。