<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇4日◇琉球ゴルフ倶楽部(6479ヤード・パー72)>
国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の最終日。パーで上がれば初優勝となる最終18番。ルーキー斉藤愛璃の約1メートルのパーパットは左に外れた。「スコアを見たら1打リードしていて2パットで大丈夫だと思ってしまいました。自分のプレーが出来なかった」。最後の最後で痛恨のボギー。土壇場で三塚優子、李知姫(イ・チヒ)(韓国)にトータル10アンダーで並ばれ勝負はプレーオフに突入した。
斉藤愛璃のプレーをトーナメントLIVE写真館で振り返る!
相手は09年大会のチャンピオンと百戦錬磨のテクニシャン。ルーキーが挑むにはあまりにも分が悪い相手。しかし、絶体絶命のプレーオフをリードしたのはまぎれもなく斉藤だった。18番の繰り返しで行われた1ホール目でバーディパットをねじ込み力強いガッツポーズを見せると、ここでパー止まりだった李が脱落。そして2ホール目、斉藤は絶好のバーディチャンスを外しパーに終わるも、トラブルからなんとか4打目で50センチまでつけてきた三塚のパーパットがカップに蹴られボギー。56ホールに及んだ大熱戦はあっけなく決着を迎え、斉藤がツアー初勝利を開幕戦で飾った。
苦しい戦いだった。2位に2打差をつけてスタートした1番で「どこか力んでいてミスになってしまった。いつもの自分じゃないなと思いました」とセカンド、アプローチとミスを重ねいきなりダブルボギー。2日目の貯金をわずか1ホールで吐き出した。しかし、キャディを務めた都丸さんが「気持ちの上下がない」と目を丸くする強心臓の22歳はここから驚異の粘りを見せる。
再浮上のきっかけとなったのは3番パー3。カラーから20メートル弱を放り込み圧巻のチップインバーディ。「これを入れたらカッコいいなと思って気持ちよく打った」という一打を気付け薬にリズムを取り戻すと、7番、11番、13番とバーディを積み重ね、一時は明け渡したトーナメントリーダーの座をがっちり守って終盤を迎える。終盤実力者達の強烈な追い上げにさらされスコアを落としたものの、李の正規の18番の短いパーパットが外れ逆転は免れたこと、プレーオフ2ホール目に三塚のティショットが木の裏につくトラブルとなったこと、すべてが斉藤の初優勝を後押ししていた。
国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の最終日。パーで上がれば初優勝となる最終18番。ルーキー斉藤愛璃の約1メートルのパーパットは左に外れた。「スコアを見たら1打リードしていて2パットで大丈夫だと思ってしまいました。自分のプレーが出来なかった」。最後の最後で痛恨のボギー。土壇場で三塚優子、李知姫(イ・チヒ)(韓国)にトータル10アンダーで並ばれ勝負はプレーオフに突入した。
斉藤愛璃のプレーをトーナメントLIVE写真館で振り返る!
相手は09年大会のチャンピオンと百戦錬磨のテクニシャン。ルーキーが挑むにはあまりにも分が悪い相手。しかし、絶体絶命のプレーオフをリードしたのはまぎれもなく斉藤だった。18番の繰り返しで行われた1ホール目でバーディパットをねじ込み力強いガッツポーズを見せると、ここでパー止まりだった李が脱落。そして2ホール目、斉藤は絶好のバーディチャンスを外しパーに終わるも、トラブルからなんとか4打目で50センチまでつけてきた三塚のパーパットがカップに蹴られボギー。56ホールに及んだ大熱戦はあっけなく決着を迎え、斉藤がツアー初勝利を開幕戦で飾った。
苦しい戦いだった。2位に2打差をつけてスタートした1番で「どこか力んでいてミスになってしまった。いつもの自分じゃないなと思いました」とセカンド、アプローチとミスを重ねいきなりダブルボギー。2日目の貯金をわずか1ホールで吐き出した。しかし、キャディを務めた都丸さんが「気持ちの上下がない」と目を丸くする強心臓の22歳はここから驚異の粘りを見せる。
再浮上のきっかけとなったのは3番パー3。カラーから20メートル弱を放り込み圧巻のチップインバーディ。「これを入れたらカッコいいなと思って気持ちよく打った」という一打を気付け薬にリズムを取り戻すと、7番、11番、13番とバーディを積み重ね、一時は明け渡したトーナメントリーダーの座をがっちり守って終盤を迎える。終盤実力者達の強烈な追い上げにさらされスコアを落としたものの、李の正規の18番の短いパーパットが外れ逆転は免れたこと、プレーオフ2ホール目に三塚のティショットが木の裏につくトラブルとなったこと、すべてが斉藤の初優勝を後押ししていた。