日頃、後輩プロや研修生などに対してルールやマナーを厳しく教えることはありませんし(幸運なことに私の周りの選手はきちんとしていますので)、アマチュアの方にそちらをメインにお教えするという機会もなかなかありません。一般的なレッスンやプロアマは、どうしてもゴルフの技術を「教えて」と言われることが圧倒的に多いからです。けれども、私自身、ゴルフのルールやマナーを身につけることは、人間の成長にいい影響があるのではないかと、常々考え、広めたいと思っていたので、本当にいい機会をいただきました。
とはいえ、技術をお伝えするのとはちがって慣れていないので、最初の日はどこまで指摘していいものか迷ったのも事実です。でも、2日目になると、途中から自分のプレーをお休みして、ガッツリとルールやマナーと、その理由をお伝えすることができました。
コースに出る機会がそう多くない方もいらっしゃったのですが、歩きのプレーだったので、途中「疲れて足が上がらなくなっちゃった」とおっしゃったりもしました。そんなときには「グリーン上で足を引きずってはダメですよ」と指摘させていただきます。足を引きずるとグリーンが傷ついてしまうこと。傷ついたグリーンではパットの時のボールが大きな影響を受けること。
一度傷ついたグリーンを修復する方法。傷ついたままにしておくと修復が大変なこと。ボールがスムーズに転がる状態にグリーンを保つことがどれほど大変か、などなど、このことだけをとっても、アマチュアのみなさんにわかっていただくべきことはたくさんあります。
お話をしているうちに思い出したのが、自分が子供の時のことです。私にゴルフを教えてくれた父は、マナーもとても厳しく仕込んでくれました。「ドライバーを打ったら、クラブを2、3本持って走れ!」と言われるのは当たり前。それ以外についても、子供でも、いえ、子供だからこそしっかりと教えてくれたのだと今ではよくわかります。
こんなこともありました。小学校6年生か、中学1年生の頃だったと思います。18ホールプレーして疲れ果てた私は、18番のグリーンに座り込んでしまったのです。その時は、本当に厳しく叱られました。グリーンがどれほど大切か、ということがわかるようになってからは、父が教えてくれたことが当たり前だったと気がつきました。
ルールやマナーを覚えるには、最初が肝心です。間違って覚えてしまってから直すのはかえって大変だからです。自分だけでなく、同伴プレーヤーはもちろん、その日、同じコースにいる誰もが、心地よくゴルフできるように、みんなが心がける。競技をするために必要なルールだけでなく、マナーをしっかりと守るのは、そのためだと言っても過言ではありません。
とはいえ、技術をお伝えするのとはちがって慣れていないので、最初の日はどこまで指摘していいものか迷ったのも事実です。でも、2日目になると、途中から自分のプレーをお休みして、ガッツリとルールやマナーと、その理由をお伝えすることができました。
コースに出る機会がそう多くない方もいらっしゃったのですが、歩きのプレーだったので、途中「疲れて足が上がらなくなっちゃった」とおっしゃったりもしました。そんなときには「グリーン上で足を引きずってはダメですよ」と指摘させていただきます。足を引きずるとグリーンが傷ついてしまうこと。傷ついたグリーンではパットの時のボールが大きな影響を受けること。
一度傷ついたグリーンを修復する方法。傷ついたままにしておくと修復が大変なこと。ボールがスムーズに転がる状態にグリーンを保つことがどれほど大変か、などなど、このことだけをとっても、アマチュアのみなさんにわかっていただくべきことはたくさんあります。
お話をしているうちに思い出したのが、自分が子供の時のことです。私にゴルフを教えてくれた父は、マナーもとても厳しく仕込んでくれました。「ドライバーを打ったら、クラブを2、3本持って走れ!」と言われるのは当たり前。それ以外についても、子供でも、いえ、子供だからこそしっかりと教えてくれたのだと今ではよくわかります。
こんなこともありました。小学校6年生か、中学1年生の頃だったと思います。18ホールプレーして疲れ果てた私は、18番のグリーンに座り込んでしまったのです。その時は、本当に厳しく叱られました。グリーンがどれほど大切か、ということがわかるようになってからは、父が教えてくれたことが当たり前だったと気がつきました。
ルールやマナーを覚えるには、最初が肝心です。間違って覚えてしまってから直すのはかえって大変だからです。自分だけでなく、同伴プレーヤーはもちろん、その日、同じコースにいる誰もが、心地よくゴルフできるように、みんなが心がける。競技をするために必要なルールだけでなく、マナーをしっかりと守るのは、そのためだと言っても過言ではありません。