今季の半分の試合が終わった国内女子ツアーは一週間のオープンウィークとなります。初優勝から一気に5勝を挙げた西郷真央、スタートダッシュに失敗しながらも修正した稲見萌寧など上半期から大きなトピックがありました。残りは19試合、どんなドラマが生まれるのでしょうか。ツアー取材担当が後半戦に活躍しそうな選手をピックアップ。今回は同郷の先輩・渋野日向子に憧れる岡山が生んだ元気娘。

桑木志帆が初めてのオムライス【動画】

かねてより女子ツアーに行くことの多い私ですが、今年の上半期はありがたいことに米国女子ツアーに4試合も行かせてもらいました。そこで感じたのはやはり世界最高峰のツアーに挑戦するレベルの選手はたくさん練習するということ。畑岡奈紗さんをはじめ、渋野日向子さん、古江彩佳さん、そして笹生優花さん。適当に練習している人は一人もいませんでした。

当然国内で活躍する選手も多くは練習の虫です。鈴木愛さんを筆頭に原英莉花さん、稲見萌寧さんはもちろん、大山志保さんや上田桃子さんといったベテランと呼ばれる人たちだって体力を考えながらもときには長時間やっています。

海外取材のため、あまり行くことができなかった国内女子ツアーですが、その系譜だなぁと感じた選手がいました。それが桑木志帆さんです。

昨年の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」を制したツアールーキーは、とにかく練習している姿が印象的でした。特に覚えているのは「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。日が暮れるまでひたすらに練習グリーンに残る姿は、派手な柄物のウェアも相まって鈴木愛さんを彷彿とさせました。