今季の半分の試合が終わった国内女子ツアーは、今週はオープンウィーク。初優勝から一気に5勝を挙げた西郷真央、スタートダッシュに失敗しながらも修正した稲見萌寧など上半期から大きなトピックがありました。残りは19試合、どんなドラマが生まれるのでしょうか。ツアー取材担当が後半戦に活躍しそうな選手をピックアップ。今回は、レギュラーツアー初優勝を目指す黄金世代の一人を紹介します。
ソックリ? “渋野”と“あやたん”【写真】
少し前の話になりますが、2020年に行われたステップ・アップ・ツアー「カストロールレディース」の会場で話を聞いたある選手の“表現力”に、クスッとさせられました。その主が初日を首位と1打差の2位で終えた木下彩プロです。
頬が緩んだのはコースの印象を聞いたとき、硬く、そして速く仕上がったグリーンを振り返って「ボールがグリーンで大運動会しとった!」という例えが秀逸だったから。『なるほど。ボールが止まらず、あっちいったりこっちいったりしていたんだろうな』。人懐っこい笑顔とともに出てきた言葉を聞き、そんな光景がすぐ頭に浮かんできました。
それ以前から『面白い選手だなー』という印象。そして、何度か取材を重ねてもその感想は変わりません。例えば20年の「日本女子オープン」。5位タイで初日を終えた後、そこまでレギュラーツアーでなかなか予選通過ができなかった理由を考え、出てきた答えが「う〜ん…なんか呪われてるのかな?(笑)」。こんな感じで愛嬌タップリに放たれるコメントでも、楽しませてくれる選手です。
木下プロといえば、“渋野日向子プロの親友”ということでも知られます。「渋野」、「あやたん」と呼び合う仲。渋野プロも、時にユニークな発言が“シブコ節”として話題になりますが、この2人の気が合うのは言葉選びの感覚を聞いていても深くうなずける。ワイワイガヤガヤおしゃべりを楽しむ姿が容易に想像できます。
ソックリ? “渋野”と“あやたん”【写真】
少し前の話になりますが、2020年に行われたステップ・アップ・ツアー「カストロールレディース」の会場で話を聞いたある選手の“表現力”に、クスッとさせられました。その主が初日を首位と1打差の2位で終えた木下彩プロです。
頬が緩んだのはコースの印象を聞いたとき、硬く、そして速く仕上がったグリーンを振り返って「ボールがグリーンで大運動会しとった!」という例えが秀逸だったから。『なるほど。ボールが止まらず、あっちいったりこっちいったりしていたんだろうな』。人懐っこい笑顔とともに出てきた言葉を聞き、そんな光景がすぐ頭に浮かんできました。
それ以前から『面白い選手だなー』という印象。そして、何度か取材を重ねてもその感想は変わりません。例えば20年の「日本女子オープン」。5位タイで初日を終えた後、そこまでレギュラーツアーでなかなか予選通過ができなかった理由を考え、出てきた答えが「う〜ん…なんか呪われてるのかな?(笑)」。こんな感じで愛嬌タップリに放たれるコメントでも、楽しませてくれる選手です。
木下プロといえば、“渋野日向子プロの親友”ということでも知られます。「渋野」、「あやたん」と呼び合う仲。渋野プロも、時にユニークな発言が“シブコ節”として話題になりますが、この2人の気が合うのは言葉選びの感覚を聞いていても深くうなずける。ワイワイガヤガヤおしゃべりを楽しむ姿が容易に想像できます。