小祝と並んで2打差の2位タイで最終日を迎える三ヶ島かなもイーグルに支えられた。この日は3打差の2位と久しぶりに好位置でスタート。「実は前半すごく緊張してて、あまりうまくプレーできていなかった」とハーフ「36」で遅れをとっていた。

だが、後半に入り落ち着きを取り戻すと、11番、14番でバーディを奪って巻き返す。そして迎えた15番パー4。ピンまで104ヤードの2打目だった。「逃げる必要はない。距離もぴったりの番手だったので、ピンを狙ってみよう」と50度のウェッジで打ったショットは「完璧」。ボールはカップの左上10センチほどのところに着弾して、スピンバックでカップに消えた。

「二人（菊地と小祝）が今週ショットでイーグルを取っているのは知っていました。私はこつこつやっていたんですが、『私にも来ないかな』って思っていたからうれしいですね。一気に縮めることができてよかったです」。攻めの姿勢で首位と2打差に詰め寄った。

「ここまで来たら、優勝は意識します。緊張感を楽しんで、自分に打ち勝ちたい。チャンスがきたらしっかり取りにいきます」。逆転での通算2勝目を狙う。（文・小高拓）