いままでは意識しなかったという“ボギーフリー”。だが、いざ意識して臨んだ後半戦初戦は、早速初日、2日目の予選ラウンドでともにボギーゼロで目標達成。決勝ラウンド2日間ではボギーを叩いてしまったものの、それぞれボギーは1つずつのみ。トータル12アンダーで7位タイフィニッシュを決めている。

その手応えもつかんで臨む今週のディフェンディング大会。3日間大会だった昨年の優勝スコアはトータル18アンダー。4日間大会となった今年も伸ばし合いになると予想される。“ボギーフリー”を頭の中に置きながら「グリーンのアンジュレーションが強いので、ロングパットになったときの距離感」に注意し、一方で伸ばし合いについていくために「セカンドショットでバーディパットを射程圏内につけていく」という“アグレッシブさ”も重要ポイントとして語った。

今季初優勝、ツアー3勝目、そして大会連覇へ。「優勝とか連覇とか。いろいろあるけれど、最終的には去年の自分を超えられるようにしたいです」。ひとまわり、ふたまわりと大きく成長した姿を、多くのギャラリーに見せつけていく。（文・笠井あかり）