何よりも涼しげにやるのがいい。「小祝さんはどんなに暑くても表情にでない。すると周りは“暑くないのかな？”、“まだ余裕があるのかな”と焦りが生まれますし、メンタルに来るものがある。そういったところも夏の試合で強い理由なのかなと思います」。加えて食が落ちないのも強さの秘訣だ。

■超・注目組が出来ました
次にピックアップしたのが稲見萌寧。特別協賛の楽天グループと契約を結ぶホステスプロは、昨年この大会でトップ10に入り、同じく灼熱の霞ヶ関CCで行われた東京五輪での銀メダルにつなげた。

「言わずもがなですが、稲見さんも暑さに強い。小祝さんとは逆で“暑い”ということを言葉などにある程度出すタイプですが、それでも成績は出せている。ショットも良くなってきていますし、ピンを攻めていける選手。何よりもホステスプロですから、くじけそうな暑さとなっても踏ん張れる。それもアドバンテージだと思います」

そして、同じく連日30度の戦いとなった「資生堂レディス」を制した青木瀬令奈にも注目してほしいという。

「僕が暑さでフラフラになっているときでも、青木さんは涼し気にプレーをされています（笑）。本人も暑いのは嫌いじゃないといっていますし、実際に優勝もしているので強いほうだと思います。プロアマで回った感じもだいぶ良かったので、すごく楽しみですよ」

奇しくもこの三人は予選ラウンドで同組。「ゴルフは組全体のリズムが良いとみんなスコアが伸びていくスポーツでもあります。ぜひ、夏女3人がそろったこの組に注目してください」と締めくくった。