＜楽天スーパーレディース　初日◇28日◇東急グランドオークゴルフクラブ（兵庫県）◇6616ヤード・パー72＞

「お世話になっている方、応援してくださる方に結果で恩返ししたい」。6月のツアーで起こった帯同キャディとの問題で、日本女子プロゴルフ協会から注意処分を受けた大西葵は、大会開幕前にこのように誓っていたが、早速プレーで魅せた。今季ベストスコアの「67」をマークし、首位と3打差の5アンダー・7位タイ発進を決めた。

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60台の3アンダーを目標に掲げていた初日だったが、前半は2アンダーで折り返し。そして後半14番でティショットをラフに入れると、乗らず、寄らず、入らずのボギー。これで1アンダーに後退した。だが、ここからが圧巻だった。

15番パー4では10メートルをねじ込み、16番パー4では残り133ヤードから9番アイアンで放った打球が10センチにピタリ。17番パー3、最終18番パー5では3メートルのパットを立て続けに決めて“4連続バーディ”フィニッシュ。伸ばしあいとなっている今大会で、リーダーボードの上位に名を連ねた。

注意処分を受けて、開幕前日には「本当に申し訳なかったと思っています」と終始陰っていた表情だったが、試合に集中し、「切り替えています」と前を向いている。4連続バーディ締めには「めちゃくちゃ気持ちいです」と、笑顔も見せた。