「スタートホールではおなかが痛くなったんですが、やっぱり5分で痛みはなくなりました。夏バテじゃないかと思います」。なぜ5分だったのかは謎として残るが、小祝の天然パワーのなせるワザなのだろう。

次週「北海道meijiカップ」は地元・北海道での開催。「あと一日でこの暑さが終わると思うとうれしいです。最終日はもっといいプレーをして、北海道に入りたいです。ハイスコアが出ているので、最後はビッグスコアを出して終わりたいです」と、気を張った。

首位を独走する勝みなみは21アンダー。小祝とは10打の差がある。「すごいスコアだな。みなみちゃんはパターがうまいからと思っていましたが、3日間で21アンダーは本当にかみ合っていないと出ません」と、バーディ合戦をひとり勝ちしている勝を讃える。

最終日は61人の選手がスタートをするが、58人がアンダーパー発進。そして2桁アンダーは9人。勝は2位の稲見萌寧に9打の差をつけている。小祝がビッグスコアを出して、勝の快進撃に追いつくことができるか。最終日も予想最高気温は34度。酷暑のラウンドの中、技術だけではなく体力と精神力も試される。（文・河合昌浩）