練習自体が趣味だといい切る植竹だが、試合のラウンド後でも暇があれば「打ち続けてしまう」のが悪い癖という。シーズン中に練習しすぎてしまい疲労を溜めることで逆に悪影響が出てしまっていた。思い切って練習を少なくすることが初優勝につながったのだ。

2勝目を狙う上での後半戦の課題の課題は何だろうか？「まずは優勝したときのいい自分を捨てることが大事です。ついついショットが良かったなどの自分のいい時の姿を追い求めてしまって失敗することもあります。リセットしてもう一度忘れ去った上で頑張ろうと思います」

また、最近はクラブにも手を加えた。「4日間競技であまり成績を残せていないので、クラブセッティングを軽くして、体力的に持つようにしています。今後は、メジャーを含めて4日間競技でもしっかりがんばっていきたい」。優勝を含めて今季トップ10入り5試合はすべて3日間競技。ツアー2勝目を挙げるためには、持ち前の高いショット力を活かすための体力温存、集中力持続がカギとなりそうだ。（文・加藤雄一郎）