＜CAT Ladies　2日目◇20日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6638ヤード・パー72＞

今季20試合の出場で予選落ち8度。メルセデスランキングも68位と苦戦が続いている原英莉花だが、“地元”神奈川県の大会で優勝争いに食い込んだ。トータル7アンダーの4位は首位の岩井千怜と4打差。「ショットの調子がイマイチよくなかったので、パッティングでカバーしました」と、粘りのゴルフで上位に踏みとどまった。

箱根で着る原英莉花のウェアが超ポップでした【大会ライブフォト】

4つあるパー5で3つのバーディ。飛ばし屋の面目躍如ともいえるプレーでスコアメークした。「ニッポンハムレディス」から3試合連続の予選落ちを喫したが、先週の軽井沢で16位フィニッシュ。「持続が難しいけど、先週（スイングで）いい感触がつかめた。意識していることが行き過ぎになることもあるけど、少しずつ理想に近づいてる気もするので前向きに頑張りたい」。気温が高まるにつれ、その状態も上がってきている。

『地元大会』ではあるが、横浜市出身の原にとって、山々に囲まれるここ箱根は「神奈川県って感じがしない(笑)」。ただ「すごく空気がいい」と、深い緑のリフレッシュ効果はバツグンだ。「山の中で風が難しいけど、自分のなかで頑張ってトライできたら」。コース最大の特徴ともいえる“難敵”にもしっかりと立ち向かっていく。

後半戦の目標を聞かれると、「強気で優勝目指して頑張りたい」という言葉も返ってくる。「ひさしぶりに（優勝と）言いました。今年言ってないかも。状態はだんだんよくなっています」。その表情、言葉にも自信が戻りつつある。あとは最終日に、今つかみかけているものを確信に変えるだけだ。