＜ニトリレディスゴルフトーナメント　3日目◇27日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6655ヤード・パー72＞

2番、4番と立て続けにボギー。「ピンポジションが難しくて、風も強くて苦戦しました」と出遅れた吉田優利だが、8番パー4で流れが変わった。

チップインバーディを決めてこの笑顔【写真】

2打目がグリーンに届かず、左手前のラフからのアプローチが残った。すると、ふんわりと上がった球は15ヤードほどコロがり、フックラインに乗って直接カップイン。明るい笑顔がはじけるが、これだけでは終わらない。

11番パー4では右手前のショートサイドにこぼして、ピッチエンドランのチップインバーディ。そして極めつきは、グリーン手前に大きな池が待ち構える、難易度の高い16番パー4だ。グリーンを狙った2打目は土手に阻まれてまたもショートサイドに落ちたが、「本当にラッキーでした」と強気のピッチエンドランで3発目を決めた。

フェアウェイキープ率が5/14回に、パーオン率が12/18回とショットの精彩を大きく欠いたが、この3発で「71」と1つ伸ばすことに成功。今季のリカバリー率は70.4327％で全体5位につけているが、その技術が遺憾なく発揮された。