＜ニトリレディスゴルフトーナメント　2日目◇26日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6655ヤード・パー72＞

単独首位発進を決め、その位置をキープして小樽での週末決戦を迎える原英莉花。2位に2打差をつけているが「なにがあるか分からない」という難コースを前に、より一層気を引き締めている。

意外と様になっている！？　原英莉花の投球フォーム【写真】

心配される腰の状態については、7月末に師匠のジャンボ尾崎に勧められて注射治療を受け、ほぼ張りもない状態。プレー中も積極的に肩や腰を動かして、体のコンディションには特に気を使っている。そしてケアを続けながら、こんな“トレーニング”も始めた。

「キャディさんに付き合ってもらいながら、キャッチボールをしています」。狙いは「肩の柔らかさ」を生み出すことと、硬い右手を使うことで「ねじってきての手の感じ」のイメージをつかむこと。ウォーミングアップやクールダウンとしても度々行い、「下手くそですけど（笑）。いま一番楽しくて、気づいたら結構時間が経っています」と、息抜きにもなっている。

このキャッチボール効果は、“優勝”という最高の形で現れるだろうか―。北の大地で、21年「大王製紙エリエールレディスオープン」以来となるツアー5勝目を手繰り寄せる。