高校ゴルフ日本一を決める「文部科学大臣楯争奪　平成23年度全国高等学校ゴルフ選手権春季大会」が滋賀県の瀬田ゴルフコースにて開幕した。この全国高等学校ゴルフ選手権春季大会は、全国の予選大会を突破した約400名が、高校男子の部、高校女子の部、中学男子の部、中学女子の部にわかれて、東・西・北コースの54ホールでプレーする、中学・高校日本一を決めるビッグイベントだ。

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　高校女子の部では、鈴木ありささん（東京・杉並学院2年生）、村田理沙さん（東京・杉並学院1年生）、田中友理奈さん（埼玉・埼玉栄1年生）、武尾咲希さん（福島・会津学鳳2年生）の4選手がイーブンパーでまわり首位スタートを切った。

　鈴木さんと村田さんは、来週開幕する男子メジャー初戦の「マスターズ」に出場する石川遼の後輩。2人は中学から杉並学院に通っていることもあり、宿泊しているホテルも相部屋でこの日もペアルックで出場と仲の良い先輩後輩の間柄だ。しかし、昨年の夏に行われた第1回石川遼ジュニアトーナメントでは決勝戦を争ったライバル関係でもある（この時は村田さんが優勝）。

　高校女子の部で優勝した選手には、6月15日から17日に開催される、国内女子ツアー「ニチレイレディス」に代表選手として派遣されることが決まっており、ライバルの戦いはさらに熱を帯びてきそうだ。

　なお、昨年の夏季大会で優勝した川岸史果さん（神奈川・日大高2年生）はパッティングに苦しみ、JGAナショナルチームの柏原明日架さん（宮崎・日章学園1年生）らと並んで4オーバー・76の15位と出遅れた。