湯本さん自身もプロゴルファー。2018年の資格認定プロテストに合格している。脇元は2週ほど前にキャディを頼み、今回はその湯本さんの言うとおりにコースを攻略。自身の感情に左右されずにプレーをした結果、ここ最近の5戦連続予選落ちにストップをかけるどころか、一気に上位争いに食い込んだ。

湯本さんを全面的に信頼し、ひたすらボールを打つことに集中しているが、感情が出てしまう場面も、もちろんある。そんなときには「ロボットになるんじゃないの？」（湯本さん）、「あ、そうだ」（脇元）と、あくまでも無感情ゴルフに終始した。

とはいえ、今後の進退がかかってくるリランキング突破に向けては「あと何ポイントとか意識しています」と無感情は封印。「（今週は）トップ5には入りたい。優勝争いできる位置にいたいよね、と話しています。優勝目指して頑張っていきたい」。コース外ではバリバリ感情むき出しの会話をしている。

残り2日間もロボットになりきれるか。雑念が入ったとき、迷ったときにどのような対処をしていくのか。脇元だって一度はシードを獲得し、優勝争いも経験した選手。二人三脚のプレーが週末に“華咲く”か注目だ。